人生は物事の捉え方によって変わっていくのかもしれません
先日オンラインでビーワンプロジェクト勉強会に参加させていただきました
毎月第4週目はお昼からスタートになり(株)環境保全研究所の比嘉さんが、長年一緒に行動した故・西銘生義会長から学んだことを解説してくれる内容の勉強会です
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
その中で話された西銘会長の生い立ちです
沖縄県与那国島で生まれて、貧しい家庭の8人家族の中で育ったらしいのです
父は病弱で働きに出ることができなかったので、母が家族全員の分を内職で稼がなければいけない状態だったみたいです
カツオが取れたので、鰹節を作る内職だったらしいです
長年内職で一家を支えたお母さんは腰が曲がった印象が強く残ってたらしいです
鉛筆や本も買うことができないので極度の貧乏生活だったことが想像できます
でも西銘会長は決して他人と比較して羨ましく妬むわけでもなく、嫉妬するわけでもなく、貧しい家族に生まれたことを呪ったわけではありません
確かに貧しい家族に生まれてきた現実は変わりませんが、その状況をどう捉えるのかは人それぞれなのです
西銘会長は貧しいが故に、何とか早く稼いで家族みんなを楽にしてあげたいと言う思いが常にあったらしいです
晩年こんなことを言われたらしいです
貧乏な家庭に生まれてよかった。貧乏な家庭だったからこそ学んだことが多い。お金の大切さ。親に対して感謝。兄弟が協力し合うことの大切さ。などとても人間として大切なことを多く学んだ。もし自分が貧乏な家庭に生まれてなかったら、今の自分は存在してないのかもしれない。
私も26年間西銘会長とご一緒させていただき全国を回りました
西銘会長は一切お金を自分のためには使わない人でした
ケチと言う意味ではありません
本当に人が困ってる時は自分のすべてのお金を人に与えていました
そして喫茶店に行く時も常にコーヒーだけではなくケーキもオーダーしていました
それは甘いものが好きなのではなく、喫茶店の経営者に対しての配慮だったと思います
何時間も場所を借りてコーヒーだけだということが、申し訳ないと言う心があったみたいです
相手の立場になり、相手に寄り添う姿勢が常にありました
そして常にこの4つを大切にしていました
・愛ー利他愛です。相手の喜びを自分の喜びとしてほんとに受けることができるのか
人間は本当に嫉妬深い生き物であり、妬みや自己保存力がつよい生き物かもしれません
・誠実ー生きているのではなく生かされていることを常に感じる
人間一人で生きているのではなく周りの全てのものによって生き生かされていることを常に感じることの大切さ
・調和ー相手の立場になって考えることができるのか
人間は常に自分中心の考え方や生き方をしてしまいがちです。それが自己主張になり争いの元になります
・感謝ー親や同僚など知ってる人だけの感謝ではなく万象万物すべてのものに感謝することができるのか
かの中村天風氏がインドのカリアッパに出会い言われた言葉もメッセージとしてありました
カリアッパは、当時不二の病と言われる肺結核に感染している中村天風にこんなことを言ったらしいです
あなたは幸せですね。
いつ死んでもおかしくない肺結核に感染してる中村天風は激怒したみたいです
なんで私が幸せなのか?
そんな態度を見たカリアッパは次の言葉を言ったそうです
あなたは結核を患ってたから私に会えたんですよ。
ものすごく奥の深い真理そのものかもしれません
世の中で起こる事は現象であり、それをとらえるのが人間です
捉え方には千差万別ありプラスにもマイナスにも捉えることができます
しかしその物事の捉え方により人生は豊かにもなり、貧しくなるのが現実です
自分は日々の出来事をどんなふうに捉えているのか?
とても深く考えさせられる時間になりました
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