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気候変動ではなく「気候危機」の真っ只中に人類は突入していることを認識した方が良いと思う

日本以外の国では「気候変動」と言う言葉を今現在ほとんど使いません

気候変動ではなく2021年以降「気候危機」に突入したと言うことを認識してないのです

株式会社 日向の鳥辺康則です

つまり気候変動と言う言葉で、このままいくと将来大変なことが起きると言う未来的要素ではなくなったと言うことです

今まさにその事態が起きている現在進行形

未来を起きることの予測ではなく、今現在気候危機の真っ只中にいると言うことです

2月28日に公表された国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書には次のようなことが書かれていました

世界人口の4割以上の約33〜36億人が気候危機に対応できずに既に被害を受けやすい状態の中に住んでいる

気候危機に適応できない人々や生態系が最も大きな打撃を受けていると指摘したのです

昨年8月にIP CCは「人間活動が温暖化させた事は疑う余地がない!」と明確に発表したのです

今回の報告書は約3700ページに及び、127の具体的リスクが特定されて発表されています

どんなに科学的根拠を持ってきてもそれに反対する方や無関心な方がたくさんいます

どんなに環境問題に無関心でも、地球で住んでいる以上は無関係な人は一人もいないのです

無関心な人がいても無関係な人はいない!

今回の報告書は1990年に発表した最初の報告書の未来予想が現実のものになったと言うことを証明したものになります

気候危機が自然生態系に深刻な影響及ぼし、災害や健康、水や食料などの面で人の生命や生活を脅かしている実態を浮き彫りにしたのです

具体的には1.5度の上昇で14%以上の生物が絶滅します

2.0度で18%の生物が地球上から絶滅します

洪水や台風、水害のリスクは1.5度で2倍になり2.0では3.4倍になります

他にも、社会発展が遅れ温室ガスを削減できなければ、7億人が極限の貧困を経験することになると発表されました

作物の生産・畜産地域は2050年までに10%、2100年までに30%以上が気候的に不適合地域になります

今世紀の後半には水産資源の5.7~15.5%が減少します

気候変動による不安とストレスによって、児童・青少年・高齢者・基礎疾患者を中心に精神的な健康に問題が発生する恐れが爆発的に増えます

21世紀後半には16~26億人が、水系感染症や伝染病などにさらされる可能性が大きくなります

特に蚊が媒体となるデング熱に関して(流行する)季節が長くなり、地理的により広い地域で拡散するだろうとし、アジア・ヨーロッパ・中南米・サハラ砂漠以南のアフリカで、今世紀末までに数十億人が脅威に直面する恐れがあることも報告されてます

今回の報告書は67か国の科学者270人が作成したものであり、IPCC195加盟国の代表団が検討したものであります

中には気候変動が国連がでっち上げた真っ赤な嘘であると主張している人たちもたくさんいます

温暖化や気候危機、異常気象など地球上で全く起きていないと主張する人がいます

どっちが正しいかではなく、今現実に何が起こってるのかが大切です

常に科学の世界は賛成と反対に分かれ争うような構造になっています

正しいか間違っているかを議論してる時間は無いように私は思ってます

現実的に目の前で物価が上昇し、様々な気候危機異常事態が世界で発生していても無関心でいられるのだろうか?

そんなことを今回の最新の報告書を読んで感じたのでブログに書きました

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