意外と知らない世界のゴミ問題に対する意識の違いとルールがある
国によってゴミの分別処理や生ごみの処理にかなりの違いがある事を感じます
その国々によって国民の意識や法律の整備などによって違いが生じているように思うのです
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
我々が今一度考えなきゃいけないのが大量のゴミ問題でもあります
大量生産、大量消費、大量廃棄の社会システムが、地球規模の環境問題へと広がっている事は間違いないのです
プラスチックゴミの焼却による温室効果ガスの過剰排出は、地球温暖化の原因になっています
それが気候変動を引き起こし、自然の生態系にも大きな悪影響を及ぼしている
海外の方が日本のスーパーマーケットの売り場を見て過剰包装なことをよく指摘しています
なんでバナナまでビニールに入れるの?
バナナを袋に入れて売ってる国はあまりありません
バナナの皮を食べないから衛生上の問題もないしなんで入れるかがわからないと言う意見です
ただし多くの外国人が日本のゴミの分別処理の細かさにびっくりします
ここまで細かく分別処理する国は少ないかもしれませんね
そしてきちっと分別処理されてないゴミは、ゴミ収集車は持ち帰っていかないことにもびっくりしてます
厳格なルールが国民の中にあると言うことです
例えばスウェーデンでは、ゴミを出す日と言うのがないのです
「リサイクルステーション」という家庭ゴミの回収拠点があります
住民が歩いて行ける距離にそれを設置することが国で決められているんです
リサイクルステーションでは、プラスチック容器、古紙、ガラスなどを回収してくれます
また、ビンと缶はスーパーなどに返却します
デポジット制で容器代が返ってくる制度です
最近はペットボトルもデポジット制が導入されています
システムが整っているから、自然とリサイクルの習慣が身についているんです
いつでも好きな時に出せるから便利だと言われています
つまりゴミ収集車が来てくれるのではなく、自分たちが出したゴミは自分たちで処理する施設で持っていくと言うことです
スウェーデンは環境先進国と言われてますが最初からそうではありませんでした
数年前に大使館を通じてスウェーデンへ環境視察に行った時に様々なことを聞きました
以前は環境汚染大国として大気汚染や公害に悩んでいたと言うことです
そこで始めたのが子供たちへの教育と法整備です
子供たちに環境問題の大切さや自然とともに生きることの重要性を教えました
と同時に大気汚染の原因になる車の都市部への制限やリサイクルなどの法律も厳格化したと言うことなのです
そしてその子供たちが大人になり次の未来を作り法律を作っていったのです
また米国カリフォルニア州では、今後生ごみの堆肥化が義務付けられることが決まっています
今までカリフォルニア州では、家庭や飲食店等から排出される生ごみは、他の一般ゴミ等と一緒に埋立地で最終処分されていました
しかし新たに施行された法律によって、生ごみは家庭で肥料にするか一般ゴミと分別し、堆肥用としてゴミ出しを義務付けられるのです
違反した場合には罰金が課せられます
確かにオーストラリアに行った時も、カナダに行った時も自宅にコンポストが置いてある家がほとんどでした
自宅で生ごみを処理して肥料にしたり、堆肥作りをしたりしてると言うことです
またカリフォルニア州では、一般家庭からのゴミ排出量の半分をリサイクルすることが義務付けられています
教育にゴミ問題や自然との共存共生を取り入れてたり、法整備によって国民に意識付けしたりする努力がされています
フィリピンでも学生は卒業の時に必ず植樹をしなければいけません
木を植えることによって環境問題認識を持つと言うことです
国は違うのですが国民の中に当事者意識を持たせると言うことが大事みたいです
様々な国の人と話をするといろいろな違いがあるのでとても楽しいと思います
日本は環境問題後進国と言われています
もっと積極的に取り組むことを強く願いたいと思います
No comments yet.