2022年4月1日からスタートする「プラスチック資源循環促進法」って何なの?
2022年4月1日の本日から「プラスチック資源循環促進法」の施行がスタートします
これによってプラスチック製品を作る企業、販売したり使用したりする小売店や店舗、そして消費者に至るまでプラスチック資源を削減する努力が義務付けられる形になります
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
社会全体の仕組みとしてプラスチック削減を目指す取り組みがスタートすると言うことです
環境省が制作したホームページや動画などもあるので確認してみて下さい⬇︎
https://plastic-circulation.env.go.jp/
https://www.orikane.co.jp/orikanelab/11801/
しかし役所の作り方のホームページって本当に見にくいですよね🤣
これによって本日からコンビニなどで無料提供されていたスプーンなどのカトラリーが無条件で手渡されることが少なくなる可能性があります
削減対象となるプラ製品はフォークやスプーン、歯ブラシ、ハンガーなど12品目です
これら12品目を『特定プラスチック使用製品』として指定し、この製品を提供する事業者に対して、提供量の削減を求めます
また、前年度において提供した特定プラスチック使用製品の量が5トン以上だった事業者を『特定プラスチック使用製品多量提供事業者』と定め、より積極的な取り組みを求めています
コンビニやスーパーなど小売業や飲食店、宿泊業、クリーニング業などが削減目標の設定や提供方法の見直しを求められます
スプーンやフォークの有料化などに対してへ不満を言われるSNS投稿をたくさん見ますが、私は大いに賛成です
各会社の取り組みの一部を紹介します
セブンイレブンは早速、1日から植物由来(バイオマス)の素材を30%配合したスプーンとフォークの導入を開始
広報担当者は「削減は大きな課題の一つ。カトラリーは身近なプラスチック製品なので削減に取り組んでもらえるきっかけになればうれしい」と話した
ローソンは、スプーン、フォークの持ち手に穴をあけ、長さも1センチ短くするなどして対応
ファミリーマートは、実証実験を踏まえて全てのフォークの配布を廃止する方針で、竹製の「マイカトラリーセット」を販売
利用を促進していくということです
多くのビジネスホテルでも対応が迫られています
今までは歯ブラシやカミソリなどのいわゆる「アメニティーグッズ」が無料で提供されていましたが、本日からフロントなどで必要なものを自分でチョイスして選択するシステムに変わるところが多いです
そもそも海外ではもっと規制が厳しく、すでに多くのホテルでアメニティーを客室に設置せず、必要に応じて購入してもらうケースが多いです
すべてのアメニティーがなくなることへの宿泊客の抵抗もあるので最低限の歯ブラシ等が置かれるところもあるみたいですが、疲れてる包装プラスチックの薄さを薄くしたりする工夫がされています
食品やドリンク関係の企業も努力しています
プラスチックフリー、ラベルレス、軽量化・小型化など環境への影響を意識した家庭用の一般加工食品を「サステナブルフード」としてとらえ、2021年のサステナブルフードの国内市場を、2020年比13.7%増の1兆6104億円と見込んでいる
特にここ数年ラベルレス飲料が増えてプラスチック削減に貢献しています
そもそも日本国内で製造されるプラスチック量が多すぎるのです
国連環境計画の報告書によると、日本人一人あたりのプラスチック容器包装廃棄量は、米国に次ぐ世界2位で、国内でもプラスチックごみの処理には限界があります
今まではベトナムや中国に資源として輸出していたんですが、法律が厳しくなり輸入禁止の国が増えました
輸出できなくなった廃プラスチックは国内に滞留し、処分費用も上昇しているのが現状です
海洋プラスチック問題や気候変動問題などの世界的な環境問題を避けて通ることはできませんが、我が国においても「循環型社会」の高度化は喫緊の課題になっているというわけです
これらの取り組みは世界各国に比べると日本はかなり遅れています
さらに環境問題における、国内の取り組みの進ちょく具合については、台湾、韓国といったアジア諸国と比較してもかなり遅れている
完全に日本だけが世界に取り残されてる形になっているのです
4月1日と言う日だからこそプラスチックについてちょっと考えてみませんか?
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