失敗をした原因探しをし続けると幸せになれないかもしれない
人間は誰しも失敗する生き物です
生まれてこの方一度も失敗することなく順風満帆に生きてる人は誰もいません
株式会社 日向の鳥辺康則です
その失敗から何を学んだのか?
そのことによって失敗は「失敗ではなくなる」のです
しかし世の中には失敗していつまでも引きずっている人がいます
それは失敗した原因を自分のせいにしたり、原因追求を永遠にし続けるタイプの人に多いと言われています
確かに自分が原因で失敗したのかもしれませんが、そこから学ぶことによってより成長できることも事実です
そして失敗したのが他人のせい!失敗した原因を追求して責任を取ってもらう!などと考える人は永遠に良い未来が訪れないかもしれません
原因を追求することも大切かもしれませんが、そのプロセスから学ぶことがもっと大切かもしれません
いつまでも犯人探しをしていたり、責任の所在を明らかにしようとしても明るい未来は来ないのです
やってしまった失敗と言う過去は変えられません
変えられるのは自分と未来だけです
考え方一つで明るいものにもなれば地獄のような暗いものにもなります
人それぞれ自分自身の思考の癖があります
物事を白か黒かで2極化して考える癖や感情にとらわれて全てが自分の責任だと思い込む癖
専門的にはこのような非合理的な考え方を「認知の歪み」と呼び、代表的な歪みのパターンは10通あると言われています
1・全か無か思考「すべては〇か✕である」
2・過度な一般化「一度失敗したから、この先も一生失敗する」
3・マイナス化思考「褒められたら裏がある、勝ったのは運が良かっただけ」
4・結論への飛躍「注意された、嫌われているんだ。根拠は自分がそう思ったから!」
5・レッテル貼り「あの人は怖い人だから良いところなんて一つもない」
6・過大評価と過少評価「うまくできたのはたまたま、失敗したのは自己責任」
7・感情的決めつけ「ネガティブになったら全部ネガティブにしか解釈できない」
8・べき思考「すべきことなので、なんでも我慢する。」
9・個人化「悪いことが起きたら、全部自分のせい。」
10・こころのフィルター「悪いことばかり記憶に残る」
詳しく知りたい方はこちらを参照⬇︎
https://support-mental-health.co.jp/blogs/cognitive-distortion/
これらの認知のゆがみに気づいたときには、その思考パターンにそって物事を考えるのをやめることができると言われています
どのパターンが自分なのか興味があったら調べてみてください
どちらにしても物事の犯人探しや原因追求は決して良い未来を生むとは限りません
そこで未来を変えていく方法は無いのか?
1960年代頃からアメリカを中心に発展してきた心理療法の一つに「ブリーフセラピー」(短期療法)という方法があります
この療法の中心哲学である3つのルールに、未来を変えるヒントがあると言われているのです
ブリーフセラピーは問題の原因を個人病理に求めるのではなく、コミュニケーション(相互作用)の変化を促して問題を解決・解消していこうとする心理療法です
「原因が何か」ではなく、「今ここで何が起きているのか」(相互作用)を重要視します
ブリーフセラピーの考え方
1・原因探しをせず、例外(問題の中ですでに解決している部分)を探す(SFA)
2・これまでとは何か違う事をする(Do Something Different)
3・うまくいっていることを続ける(Do More)
などが中心の考え方になります
これを現代風にアレンジすると?
【ルール1】今やっていることがうまくいっているなら、変えなくていい
【ルール2】一度やってうまくいったことは、繰り返していこう
【ルール3】うまくいっていないなら、違うことをやってみよう
とってもシンプルなルールですよね
まずは駄目だったところを見るよりも、プロセスの中でやって良かったこと・うまくいったところに着目してその部分を繰り返して実行することです
うまくいったことを何度も続けると、それが得意になります
得意なことができると自信がついていきます
この繰り返しにより自分がよりよく変化していきます
さらに一度やってみて駄目だったことでも次もその方法でやってみてください
最初から自転車に乗れる人はいません
繰り返し達成することもあるのです
しかしそこで注意が必要です
何回やっても結果が出ないようであればやり方を変えましょう
うまくいかないのは今の自分に合っていない方法だからなのかもしれません
自分に合うことに取り組んでいれば楽しさややりがいを感じ時間を忘れて没頭できたりします
そうしたものは自然に続けていきたくなるため時間とともに上達し得意になっていきます
これがブリーフセラピーの中心的な考え方の未来を変える方法です
私は専門家じゃないのでこれ以上詳しくありませんが、でもこのちょっとした文章の中からヒントになる事はあるかもしれません
そう思ったので今回ブログに書くことにしました
詳しく知りたい方はYouTubeなども含めて調べてみてください
最後まで読んで下さってありがとうございます
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