「永遠の化学物質」に対して少しだけ明るいニュースがやってきました
過去に何度か「永遠の化学物質」PFASに対してブログを書いてきました
なぜならばそれだけ危険な化学物質で我々人類にとって脅威なものだからです
株式会社 日向の鳥辺康則です
過去のブログを興味ある方はこちらを参考にしてください⬇︎
https://117kirei.com/20220622toribeblog/
https://117kirei.com/20220504toribeblog/
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永遠の化学物質(Forever Chemicals)」と呼ばれている「PFAS」です
この化学物質はバクテリアに分解されないし、焼却もできないし、水で薄めるのも不可能です
また土に埋めると土壌に浸出してしまう
そして、一旦人間の体内に入ると一生涯残留すると言われてます
つまり体外に排出できないと言うことです
破壊方法がないことから「永遠の化学物質」なんて名がついたんです
「PFAS」はその特性から焦げ付き防止機能のある調理器具やウォータープルーフコスメなどに使われている有害な物質です
健康や環境に悪影響を与えるが分解方法がないとして世界中で社会問題になっています
アメリカで有機フッ素化合物PFASなど人体に有害な化学物質の汚染に抗議する大規模な集会が開かれてます
デモの参加者は次のようなことを発言しています
「政府は何もやっていない。政府がきちんと対応していたら私たちはこんな抗議はしません」
「世界のすべての政府が率先して国民を守る必要があると思います。国民の安全を守ることは政府の責任です」
日本でも沖縄で大規模集会が行われました
理由は、米軍基地から流れてた消化器剤の中に含まれていたPFASが地下水に入り込み、沖縄の市民の健康を脅かしているからです
国の基準値の2.34倍もの濃度のPFASが検出されています
しかし、日本の基準値は今年改定されたアメリカの基準値と比べると数千倍も甘いのです
アメリカの基準値と比べると、数万倍の濃度のPFASが検出されてるのです
そんな厄介な化学物質であるPFASに少しだけ明るいニュースがやってきました
それは、“無敵”と思える化学物質を簡単に破壊する方法を米ノースウェスタン大学が発見したんです
その方法とは、意外にも簡単でびっくりするほどだったのです
石鹸や洗剤などの原料として使われる苛性ソーダと「PFAS」をジメチルスルホキシドの中で加熱するだけで無害化できたらしいのです
本当にびっくりするお話です
詳細を紹介すると専門的な内容かつ膨大な量になるため割愛します
本当に少しだけ嬉しくなりました
しかし、実際はまだ安心するのは早いのです
なぜならば今回破壊できたのは、4万2000以上ある「PFAS」のうちのわずか10種類ほどなんです
残り3万1990種の破壊術は発見されてません
それにしても10種類だけでも無害化できたと言う事は、本当に明るいニュースだと私は思っています
人間は化学物質を作り出したのが本当に得意であり上手だと思います
しかし、その作り出した化学物質を自然界に戻せなかったり、分解できないのが現実です
そこからわれわれは何を学ばなければいけないのでしょうか?
自然界の調和(バランス)を崩したのは、間違いなく人間です
そんなことを今回の明るいニュースから少し感じたので、ブログに書きました
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