本当のウェルビーイングを目指すには何が大切なのか?
最近巷でよく言葉で「ウェルビーイング」があります
そもそも最近横文字が多いので、よくわからないことが多いと思ってるのは私だけでしょうか?
株式会社 日向の鳥辺康則です
ウェルビーイングとは、1946年に世界保健機関(WHO)が提起した概念です
その概念とは次のようなことです
「健康とは、病気でないとか弱っていないと言うことではなく、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも全て満たされた状態(well-being)にあること」
肉体的にも精神的にも、そして社会的にもすべて満たされてるって相当なことですよね
一般的には、ウェルビーイングは客観的なものと主観的なものに分かれていると言われています
客観的なウェルビーイングは、GDPや健康寿命など数字で現れるものです
主観的なウェルビーイングは、個人が自分の人生の充実度・幸福度・満足度などを評価するものです
そこで、世界と比べて日本を見てみるととても特殊なことを感じます
国連が3月に発表した「世界幸福度ランキング2022」において、日本の順位は54位と先進諸国の中で最低順位でした
この結果を詳しく見ると「人生の選択の自由度」と「他者への寛容さ」の数値が目立って低いのです
その他の項目「一人当たりの国内総生産(GDP)」、「社会的支援」、「健康寿命」に関してはランキング上位国とさほど大差がありませんでした
つまり客観的なウェルビーイングは、高いにもかかわらず、主観的なウェルビーイングがとても低いと言うことです
そこそこお金もあって、社会的インフラも整っており、医療制度も充実している
そのおかげで長生きできて楽しいはずの人生が、誰もそんなふうに感じていないと言うことです
特に次の2つが非常に低いのです
自分の人生を自ら自由に選択できていると実感できることと、立場や意見の違いに対して理解を示し合う他者への寛容さです
自らが自分の人生を選んでいない
自分と意見の違う人を受け入れづらい
このようなことが言えるのでしょうか?
主観的ウェルビーイングに関して、史上最も長期にわたり追跡調査をした研究ハーバード大学の成人発達研究からもヒントを得ることができるかも知れません
その研究によると次のようなことが言えるみたいです
「75年間にわたる研究からはっきりと分かったこと、それは、私たちを幸福で健康にするのは、富でも名声でも無我夢中に働くことでもなく、良い人間関係に尽きる」── ハーバード大学心理学教授、ロバート・ウォールディンガー博士
そして、大切なのは人間関係の質であり数ではないということです
この温かな人間関係を築くうえで必要となるのが、自分と意見や立場が異なる人たちにどれだけ理解を示すことができるかという「寛容さ」ではないでしょうか?
相手の立場になって物事を考えたり、自分と意見の違う人を受け入れる心の寛容さが日本人には足りないのかもしれません
どんなにお金があったり、地位や名誉があっても結局は人間の幸福は、人間関係によってしか作られないのです
人間は一人では生きられないのです
人との出会いにより、人生が大きく変わることがたくさんあります
人と出会うには積極的な行動が必要です
消極的になっていては、素晴らしい出会いは向こうからやってこないのです
そして常に出会いの中から学びがあり、次の展開が発展すると思っています
もちろん嫌なことや中傷非難されることもあるかもしれません
でもそんなことすら大きな学びのチャンスになる可能性があるのです
人間は本やセミナーから学ぶのではなく、人間関係の活動の中から学んでいくものです
私はそんなふうに思っています
だからこそ、積極的に自分から外に出て人に会うことを心がけています
そんな風なことを思ったので少しブログに書きました
No comments yet.