長寿から学ぶ本当に長生きするための大切なこととは?
長生きをしたいと思うのであれば、実際に長く生きている人から学ぶことが一番早いかもしれない
世界には「ブルーゾーン」と言われる100歳以上の人が多く住んでいる地域が存在します
株式会社 日向の鳥辺康則です
イタリアのサルデーニャ島
日本の沖縄
アメリカ・カリフォルニア州のロマリンダ
コスタリカのニコジャ半島
ギリシャのイカリア島
この5つの地域は特に長寿の方が多く存在しています
このことに着目して長年研究した学者がいます
なぜこの5つの地域は長生きする人が多いのでしょうか?
長寿には大きくは遺伝など「先天的要因」と社会環境や生活習慣などの「後天的要因」があると言われています
長寿は遺伝だからと嘆く人もいるが、寿命への遺伝素因の寄与率はせいぜい15%から25%であることがわかっています
つまり生まれた後の要因のほうが75%とはるかに大きいのです
居住国の経済レベル、医療レベル・保健福祉政策・衛生環境の改善などの社会環境要因が関係あると言われています
その他にも食・運動・休養のいわゆる健康三本柱・ストレスマネジメントなどライフスタイル要因が健康と長寿に大きく関係していることが明らかとなっています
その中で一般的には食事や運動が大切だと思われています
もちろんそれらも関係してると思います
例えば世界で注目されている長寿の秘訣食事と言われる「日本食」と「地中海食」です
興味がある方はこちらを参考にしてください⬇︎
https://news.yahoo.co.jp/articles/23adf39ec1c4a58d35012450eff1fec31948916d?page=2
その他にも「煙草を吸わない」「アルコールを飲みすぎない」「運動する」「太りすぎない」というよくある健康習慣も関係してると思うのですが、今回の調査で分かったのは意外にそう言った部分では無いのです
今回の「ブルーゾーン」を徹底的に調べてわかったこととは?
「社会とのつながりの種類や量が多い」「社会とのつながりを介して受け取る支援が多い」という2つが長寿のためにとても大切だと言うことでした
つまり「社会とのつながり」や「生きがい」を持っているかどうかと言うことです
最近は海外でも注目されている「IKIGAI」や「TSUNAGARI」と言う言葉
そのまま日本語が英語になって表現されているのです
ブルーゾーンの長寿者たちは共通して家族とのつながり・友人知人とのつながり・地域社会とのつながりが強固なのです
お互いに支え合うことが精神的にも安定をもたらし、ストレスを減らし生きる気力となっていたのです
自然への畏敬の念と共生(自然とのつながり)
世代を超えて受け継いできたライフスタイル(先人の知恵とのつながり)
相互扶助やコミュニティー力(地域とのつながり)
それらのことを大切にし、その結果健康長寿を手に入れていたのです
つながりが長寿の秘訣であることを医科学以前に身をもって実証した存在といます
例えばギリシャのイカリア島です
「死ぬことを忘れた島」「楽しめないならば死んだほうがマシよ」のキャッチコピーが印象的なドキュメンタリー映画『ハッピー・リトル・アイランド―長寿で豊かなギリシャの島で―』(2013年)の舞台でもあります
予告編を見たい方はこちらを⬇︎
映画ではユネスコ世界無形文化遺産にも登録された地中海式食事法・スローライフを実践し、喜び悲しみを共有する家族、友人の存在を大事にする長寿者の生き様が紹介されています
しかし何よりも印象的だったのがこの言葉です
「なにより、人生を楽しむこと!」
そして日本の沖縄もブルーゾーンの一つなのです
沖縄のスローライフ・伝統文化・精神性・相互扶助社会は長寿の文化と言って良いと思います
慌ただしく時間に追われることのない「ウチナータイム」(沖縄時間)があり、日が昇れば活動し日が落ちたら体を休めるというように、自然のリズムに逆らわない暮らしがあるためだと言われています
地域の伝統行事や模合(もあい)に象徴される会合は盛んで、強固なソーシャルネットワークに支えられ、ストレスが少なく長寿者は活き活きとしているのが特徴です
このことから学べる事はたくさんあると思います
ファストライフからスローライフへ
グローバル志向からコミュニティー志向へ
テクノスキルから生きる力やライフスキルへ
ビジネスもグローバルビジネスからコミュニティービジネスへ
一人勝ちの社会から地域全員が幸福になる社会への転換が求められている時期かも知れませんね
私たちは、このことから生き方や考え方を見直さなければいけない時期に来ていると言うことだと思ってます
そんなことを思ったのでブログに書きました
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