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化学肥料の使い過ぎで起こる「過剰窒素問題」を考えてみました

近代農業の中で化学肥料や農薬が多用されたことで、土壌の中の微生物が減少し土の中の生態系が破壊されている現実があります

そして、そのことが人体への悪影響を及ぼすことにもつながるのです

株式会社 日向の鳥辺康則です

その中で、化学肥料を多量に使うことによって起こる過剰窒素問題です

窒素は化学肥料には欠かせない成分です

窒素自体は空気中や土の中に存在していますが、そのままの状態だと植物は窒素を取り込むことができません

それゆえ、通常は土の中の微生物の働きによってアンモニア態窒素や硝酸態窒素に変化したものを取り込んでいるのです

しかし化学肥料としてこの硝酸態窒素を大量に与えると作物の中に硝酸態窒素が残留してしまいます

これが食べると感じる位のレベルなのです

硝酸態窒素が過剰になった土地や野菜と言うことです

この硝酸態窒素は、人体に入ると還元されて亜硝酸態窒素に変わりメトヘモグロビン血症を発症する原因となります

またニトロソ化合物という発がん性物質に変化する可能性が指摘されています

日本では牛が硝酸態窒素の多い牧草を食べ「ポックリ病」を発症し年間100頭程度死亡しています

あまり報道される事はありませんが

また乳児が硝酸態窒素を摂取しすぎると酸欠症状を呈し、顔が紫色になって息絶えてしまう「ブルーベビー症候群(メトヘモグロビン血症)」という症状も報告されています

実際にそれによって事故も起きています

硝酸態窒素濃度の高い井戸水を沸かして溶いた粉ミルクで乳児が重度の酸欠症状に陥った例が報告されている(田中淳子ほか「井戸水が原因で高度のメトヘモグロビン血症を呈した1新生児例」『小児科臨床』49、1996年)

また最近、関東の大学病院でも類似の事態が起こっています

環境における窒素の過剰率を見る指標として、「窒素総供給/農地受入限界」比率というものがあります

それによると日本の「窒素総供給/農地受入限界」比率は現状192.3です

つまり自然界が受け入れ可能な量の、実に1.9倍にも達しています

これが過剰窒素問題と言われるものです

また化学肥料の弊害はそれだけではありません

世界中の農業生産者が化学肥料を湯水のように使用することにより、取り返しがつかない環境破壊が進行しています

その名も海洋の「デッドゾーン」です

大量の化学肥料を使用すると、リン・窒素などが大量に含まれた排水が海へ流れ込みます

こうした過剰に栄養分のある海水によって、藻類など海中の植物プランクトンが大量に発生すると海が緑色に変色してしまいます

その植物プランクトンが死ぬとバクテリアによる分解が始まるが、その過程で大量の酸素が消費されます

そのためその海域全体が酸欠状態となり生物が住めなくなってしまう現象のことです

本当に日本の農業はこれからも化学肥料に頼って進めて良いのでしょうか?

本当に大切なことだと思うからこそブログに書きました

化学肥料や農薬に頼らず生産物が作る方法もたくさんあります

しかしそのためには「土」が大切なのです

その微生物が生きている大切な土が日本からなくなっていってると言うことです

そんなことを本当に感じています

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