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アマゾンの森林の劣化は歯止めがかからない状況にあるみたいです

1月26日にサイエンスに掲載された研究結果でアマゾンの熱帯雨林が大変なことになっていると言うニュースが流れました

科学者はこの地域の森林破壊が以前を上回るペースで進んでいると述べています

株式会社 日向の鳥辺康則です

南米9か国にまたがるアマゾンの熱帯雨林は、地球の酸素供給源として、我々にとってなくてはならない大切な自然だと言う認識は世界中の人が持っています

しかし、今回発表されたデータによると驚愕の事実が判明したと言うことです

熱帯雨林の「劣化」が、これまで知られていたよりも極めて深刻で全体の38%に上るとの研究結果が出たのです

メディアで流れた動画を見たい方はこちら⬇︎

https://youtu.be/tXIBOvVdNiE

ここで言う劣化は、森林の状態の長期的な変化が生態系にダメージを与え、森林伐採によるものよりも多くのCO2排出をもたらすと研究者らは指摘しています

森林の劣化を引き起こす主な原因としては次の4つが挙げられます

1・森林火災

2・違法な伐採

3・極度の干ばつ

4・伐採地に隣接する森林の変化

今回の研究結果は

単なる森林破壊だけではなくて、エッジ効果も加わっていることがポイントです

エッジ効果とは、森林(生物生息地)の境界部分(エッジ)が外部から受ける影響の効果を指します

森林を破壊することによって、生態系が壊れ近隣の生き物に多大な影響与えると言うことです

2022年、アマゾンの熱帯雨林の破壊は過去最大のものとなりました

昨年6月だけで1,120k㎡の森林破壊警報が出されました

2022年、警報が出された面積は2021年の同時期の面積と比較して10.6%増加しています

実はこういうことに政治が絡んでいるんです

昨年末のブラジル大統領選挙で当選したルーラ大統領は、2030年までにこの地域のすべての森林破壊を終わらせることを公約しました

しかし、それまでの大統領であったジャイール・ボルソナロ大統領政権はアマゾンの森林破壊を企業に後押しする形で3年間君臨し続けたのです

彼の政権下でブラジルの行政は破壊を止めるために何もしないだけではなく、さらに加速させる法案を成立させたのです

理由はすごいお金が入ってくるからです

ボルソナロ大統領の就任以来、アマゾンでの火災の数は111%増加し、犯罪グループによる違法伐採や採掘がさらに横行しました

2021年に失われた世界の原生林の40%はブラジルの原生林でした

頻繁な森林火災により、ブラジルの温室効果ガス排出量は10%増加し、世界で5番目に大きな炭素排出国になったのです

遠い国のアマゾンで起こってることだから関係ないと思わないで欲しいのです

環境問題が解決しないが1番の原因が「無関心」です

我々が朝起きて呼吸ができるのも酸素を作り出せる、様々な植物や動物のおかげです

地球の酸素供給元である、アマゾンの熱帯雨林が損失すると言う事は関係あることなんです

さらに、アマゾンには多くの生き物が生息しています

そして多くの先住民族がそこに暮らしています

そんな多くの生き物の生物多様性が算出され、原住民が住む場所を追いやられている現実があります

それでも無関係と言えるのでしょうか?

アマゾンが森林伐採される大きな原因が、企業が作り出す様々な物の原材料です

アマゾンを破壊してつくられた牛肉や家畜の飼料となる大豆などは世界中に流通しています

何かしら、私たちもそこに関与してる可能性もあるのです

そんな現実をちょっとでも知ってほしくて今回ブログを書きました

そして私たちができることを着実に進めていきたいです

ブラジルの大統領が変わったことによって、今後明るい見通しが期待されています

でも、どこまでいってもお金優先の資本主義社会の中では解決しないような気もします

最後まで読んで下さってありがとうございます

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