人の目を引く「キャッチコピー」って大切だと思うんです
マーケティングの視点から考えると、タイトルやキャッチコピーってとても大切だと考えます
ある意味「キャッチコピー」一つで売り上げが変わってしまうのは事実です
株式会社 日向の鳥辺康則です
なぜそんなことを思ったかと言うと、先日とある映画を映画館で見ました
その映画は、キャッチコピーひとつで売り上げを何百倍にも伸ばしたのです
その映画とは「テリファー2 終わらない惨劇」です
全米で大ヒットしたホラー映画です
「ギコギコしちゃうぞ♪」というキャッチコピーと、目を疑うような残虐シーンで多くの人の度肝を抜いたスラッシャーホラー映画「テリファー」に続編です
簡単なストーリーを知りたい方はこちら⬇︎
1年前に死んだはずの殺人ピエロ、アート・ザ・クラウンが普通に復活! 挨拶代わりに目についた人を惨殺したあと、今度はシエナという少女に狙いを定め、黒い袋を背負いながら歩き続ける。一体彼女はなぜ狙われるのか。そして無事に生き残ることは出来るのか。新たな惨劇が始まり、街は再び死体と内蔵にまみれた地獄と化す……
予告編を見たい方はこちら⬇︎
全米公開時には生々しいバイオレンスやホラー描写のため、鑑賞者に注意喚起がなされるなど話題を集めた作品なんです
さらに見た人がSNSでその情報を拡散した結果として逆に話題を集めてしまいました
そして映画を見た人から「気持ち悪くなった」とか、「吐いてしまった」「気絶した」などの口コミがSNSでバイラルに広がって、観ないといけない一本という形になっていったんです
あまりの騒ぎに宣伝戦略を指摘する声もあったが、全ては自然発生的に広まったんです
そしてできたキャッチフレーズは?
「失神者者続出‼️」「全米が吐いた‼️」
あまりにもグロテスクな内容と描写に、公開時全米では映画館で吐く人や失神する人が続出したんです
さらに、それがSNSで話題になってあっという間に大ヒット作品になってしまった
結局人間は見たいもの怖さと言うものがあり、本当に失神する人や嘔吐する人が続出したのかと言うことを確認したがるのです
私の感想からすれば大げさすぎます(笑)
それがキャッチコピーと言うものです
実はこの映画は予算をクラウドファンディング方式で調達したんです
前作の熱狂的ファンやホラー映画愛好家によってお金が集まったんです
5万ドルの目標に対して25万ドルもの金額が集まりました
凄いと思いませんか?
一般受けは全くしないR-18指定のスプラッター映画に25万ドル集まったんです
そこで感じた事は、万人受けするものを目指す時代ではないと言うことです
どんなにマニアックな変態的な趣味のものでも、必ず共振共鳴する人がいるのです
必ずファンはいるのです
そのファンに対してコアに発信することによって、大きな影響及ぼすことができる時代です
どんなにニッチなことやマニアックな事でも必ずファンができます
いやいやマニアックだからこそファンができやすいんですよ〜
これマーケティングの視点から言ったらとても大切
浅く・広く社会に浸透させるマスマーケティングの限界を感じる中で、ニッチなものに深く入り込むマーケティングがあるんです
さらにSNSの普及により、簡単にファンを見つけることができる時代です
とっても大切なマーケティングの視点です
そしてこの映画結果としてどうなったか?
製作費25万ドル(約3,375万円)に対して、世界興行収入1,506万5,239ドル(約20億円)を上げる大ヒットとなったのです
さらに、脚本家・プロデューサ・、特殊メイクアップアーティストとしても活動するデイミアン・レオーネ監督に大手メジャースタジオから予算が降りて新しいホラー映画制作されています
まさにアメリカンドリームです
そもそもホラー映画ってある意味で我々零細企業と同じような立場なんです
なぜならば・・・
我々の中小零細企業に似てませんか?
そんな成熟産業や斜陽産業の中でどうやってヒットを作るのか?
低予算のホラー映画を作る監督って常にそんなこと考えてるんです
だからマーケティングの視点で見るととても勉強になります
今回はそんなこと思ったのでブログに書きました
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