人間はどこまで暑さに耐えられるのでしょうか?
世界気象機関(WMO)は2023年6月が史上最も暑い6月だったことを発表しました。
それ自体もびっくりしてるのですがさらに7月に入ると・・・
株式会社 日向の鳥辺康則です
7月の世界平均気温が観測史上最高になる見通しだと発表されたのです
7月の世界平均気温よりも6度以上上昇していると言う異常事態嵐です
グテーレス事務総長はこの事態に対して次のような発言をしています
地球温暖化の時代は終わりです。もはや温暖化ではない。これからは「地球沸騰」の時代が到来した。
これを聞いて正常じゃないことをどれぐらいの人が感じるのでしょうか?
もはや我々人間のコントロールできる域を超えてるようにも感じます
日本では異常気象は地球温暖化とは関係がない
そもそも地球温暖化など存在しない
そんなことを言う温暖化懐疑派が多いようです
しかしもはやそのような議論をしている時ではなくなっているとしか思えません
人間は一体どれぐらいの暑さまで耐えられるのでしょうか?
2010年に発表された研究では、「湿球温度セ氏35度」が人間が耐えられる上限であると結論づけられていました
湿球温度セ氏35度は「湿度100%でセ氏35度」あるいは「湿度50%でセ氏46度」に相当するそうです
日本で言うと、湿度70%であれば40度と言うことです
場所によってはそれを超えているところありますよね
この湿球温度を超えると人体は安定した深部体温を維持するために体の表面から汗を蒸発させて、体温を下げることができなくなるとされています
人間が持ってる自然な体温計が壊れちゃうと言うことです
しかし最新の研究によると実はもっと低い温度でも、人間は耐えられないということがわかってきたのです
最新の研究によると臨界環境限界は「湿球温度セ氏31度(湿度100%でセ氏31度)」であることが明らかになっています
日本で言うと湿度70%で35度と言うことです
俗に言う猛暑日と言う日が、人間の臨界点かもしれないと言うことです
それを超えたからといってすぐに何か起こるわけではありません
ただ、人間が本来備えている体温調整する機能が狂い始めると言うことです
今年に入り世界での観測最高温度の記録が更新され続けています
・中国のウイグル自治区で52.2度
・イタリアのローマで41.8度
・アメリカのデスバレーで54度
・アメリカのフェニックスで43.3度
・南極大陸では7月の気温が史上最高になり8.7度以上上昇しています
しかし、これは本の始まりに過ぎないかもしれません
これから我々が目のあたりにする事は、過去遭遇したことのない未知なる世界です
その地獄みたいな世界を作り出したのが我々人間です
それでもなお、行動に出ようとしないのが事実です
2023年5月に行われたG7広島サミット
石炭火力の全て撤廃する時期の署名に対して日本は明記を見送りました
世界は火力発電を全て撤廃する流れを組んでいるのに日本は反対してる
そんな政治家を選んでるのが国民です
危機的意識が希薄すぎると思ってます
『「人新生」の資本論』は社会学の本としては46万部を販売して空前のベストセラーになりました
その著者の斎藤幸平さんは一貫して脱炭素社会は、今国会で成立してGX推進法に見られるようなグリーンエコノミーであれSDGsであれ経済成長を目指す限り、実現は不可能だと主張しています
報道1930でGX推進法は「グリーンウォッシュだ」と言い切っています
つまり政府はやってる振りをしてるだけという意味です
そして、「脱成長」路線こそが唯一の解決策であると、ずっとぶれていません
日本政府が視聴する技術革新さえすれば、今までの生活ができるというのは非常に楽観的に考えであり無理があるのです
本当に我々は「脱成長」をしなければいけません
そのことを知っているのに、実行しないのが人間です
我々庶民にもできる事はたくさんあります
我々一人一人は非力ですが、無力ではありません
我々ができることを精一杯実行に移し、仲間を増やしていきたいと思いました
最後まで読んで下さってありがとうございます
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