世界で起きている男性の「精子」減少はなぜ起きているのでしょうか?
環境・生殖疫学を専門とするシャナ・スワンは2017年に男性の精子に対して衝撃的な数字を発表しました
その内容とはどんなものだったのでしょうか?
株式会社 日向の鳥辺康則です
それは「精子の数が1年で約1%減少している!」と言う衝撃的な事実です
この10年間で10%、50年間で50%減少していると言うことなのです
欧米ではこの40年間で60%減少と言われています
日本では正式発表されたデータが少ないのですが、それとほぼ同じではないかと言われています
このままでいったら残り50年間で0%になる可能性もあるのでしょうか?
私も過去にこのことに対して書いたブログがあるので、とても参考になるので、よかったら読んでみて下さい⬇︎
・「スペルマゲドン」で日本人が滅亡する日が来るかもしれない
https://117kirei.com/「スペルマゲドン」で日本人が滅亡する日が来る/
原因は何なのでしょうか?
精子数の減少について、環境要因や生活習慣が原因であることが指摘されています
また農薬などの内分泌かく乱物質や喫煙・肥満が要因として挙げられています
精子数の減少の詳細は明らかになっていません
さまざまな化学物質が環境の中で混合し、互いの悪影響が拡大されより有害な影響を与える可能性があると言われています
化学物質に何世代にもわたって累積的に暴露されることが考えられています
その中で、特に原因と言われてるのが、ダイオキシンやPCB (ポリ塩化ビフェニール)などの化学物質による性ホルモンのかく乱が指摘されています
化学物質依存型社会が起こってる現象です
その中で特に厄介なのがプラスチックやマニキュア・シャンプーなどに含まれるフタル酸エステルや硬質
プラスチックや接着剤などに含まれるビスフェノールAや殺虫剤です
内分泌かく乱物質は、我々が思ってる以上に種類が豊富で生活の様々なところに侵入しています
そして今回新たにわかったことがあります
体内の自然なホルモン分泌を阻害する内分泌かく乱化学物質(EDCs・環境ホルモン)が間違いなく精子に影響与えていたということです
殺虫剤や食品保存容器や哺乳瓶用にプラスチックを硬化させるのに使用されるビスフェノール類
包装用や園芸用ホースなどのプラスチックを軟化させるのに使用されるフタル酸エステル類が含まれる
そして近年では母乳・胎盤組織・尿・血液・精液から微量のEDCs(内分泌かく乱物質)が検出されています
これがどんなに恐ろしいこかと認識してる日本人はほとんどいません
われわれは内分泌かく乱物質と言う化学物質に完全に被爆しており、特に赤ちゃんはその被曝が成人の10倍以上なんです
そしてそれらの化学物質は、甲状腺機能のかく乱や・癌・そして肥満の要因ともなりうるのです
プラスチックを始めとする化学物質が、我々の生活の中に入り込んで60年位になります
そしてこの60年間で我々を取り巻く生活はとても変化しました
化学物質なしには生きていけない生活になっています
その反面として化学物質によって病気が増え続けたり、環境汚染が進行してるのも事実です
私たちは、化学物質を少しでも害のないようには使っていく工夫や共存共生の方法模索しながら多くの人に提案しています
もちろんすべての化学物質を使わない生活が理想ですが、現実的には不可能だからです
化学物質があるが、故に今の生活があるのも事実です
便利・豊か・快適な生活です
だからこそ、少しでも化学物質を安全安心に使う方法を提案しています
今回のニュースを受けてそんなことを感じたのでブログに書きました
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