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意外なところからもマイクロプラスチックが大量に放出されている

プラスチック問題はもはや世界規模の環境汚染として、我々に驚異を与えているのは間違いないと思っています

人間の血液や臓器・尿や便・羊水や胎盤・母乳などからもマイクロプラスチックが検出されています

株式会社 日向の鳥辺康則です

マイクロプラスチックは都市の空気や海・極地の氷原まであらゆる場所に存在しており、人は日々マイクロプラスチックを吸い込んだり飲み込んだりしています

1週間で約5グラムのプラスチックを人間は摂取してると言われています

クレジットカード1枚を毎週食べてるようなもんです

そして摂取したマイクロプラスチックが人間の腸に深刻な障害もたらすことも最近わかっています

詳しく知りたい方はこちらを参照⬇︎

https://gigazine.net/news/20230806-microplastics-danger-intestine/

しかし微小なプラスチック粒子が人体に及ぼす具体的な影響はまだまだ明らかになっていません

しかし、研究チームが胚性腎細胞をプラスチック容器から放出された高濃度のプラスチック粒子にさらしたところ、48時間後に全体の76.7%が死亡したとのことです

また、別の研究チームは人間の細胞から作り出した腸オルガノイド(ミニ臓器)を用いた実験で、小さなプラスチック粒子は腸オルガノイドの細胞に取り込まれて侵入し炎症作用をもたらすことを発見しました

明らかに人体に悪影響与えていると言うことです

そんな厄介なマイクロプラスチックですが、意外なところからも大量に放出されとることが最近わかってきています

例えばキッチンで使う「まな板」です

軽くて使いやすいプラスチック製のまな板は広く普及しています

このプラスチック製まな板から大量にマイクロプラスチックが放出され、食品と混ざりわれわれは摂取しているということがわかったのです

アメリカ・ノースダコタ州立大学を中心とした研究チームが発表したデータによると次の通りです

ポリプロピレン製のまな板で調理すると年間7940万個のマイクロプラスチックが発生

ポリエチレン製まな板では年間1450万~7190万個のマイクロプラスチックが発生すると言うことです

厄介なのは調理した食材混ざり人間の口にダイレクトに入ることです

この量のマイクロプラスチックを重さに換算すると、ポリプロピレン製まな板からは年間49.5gのプラスチック粒子が、ポリエチレン製のまな板からは年間7.4~50.7gのプラスチック粒子が発生していることになります

ちょっと考えさせられちゃいますよね

さらに深刻なのはプラスチック容器に入れたままレンジでチンすると言う行為です

スーパーマーケットやコンビニでは「プラスチック容器に入れたまま電子レンジで加熱できる食品や弁当」が販売されています

そんな食品を電池にすると驚くべき結果が・・・

実験結果を分析した研究チームは、わずか1cm2のプラスチックから422万個のマイクロプラスチック(粒子の直径が1μm~5mm)と21億1000万個ものナノプラスチック(粒子の直径が1μm未満)が液体に放出されると推定しました

そのままその食品を食べてしまっていると言うことです

え〜すごい量ですよね

他にも以前からフリースや合成繊維などの衣類を洗濯すると、大量のマイクロプラスチックが発生することが明らかになっています

特に大量に放出したのがフリース生地です

1回の洗濯で最大345万本ものマイクロファイバー繊維が放出されてるとことです

しかし厄介なのはここからの話なんです

家庭の洗濯機で発生したマイクロプラスチックファイバーは下水を流れ下水処理施設にたどりつきます 

しかしマイクロプラスチックファイバーは極めて小さいため,かなりの割合が下水処理施設をすり抜けてしまい最終的に川や海に流れこんでしまうのです

マイクロプラスチックファイバーは世界の海のあらゆるところから見つかっています

世界6大陸18カ所の海岸で行われた調査では,すべての場所でマイクロプラスチックファイバーが見つかってます

多い場所ではマイクロプラスチックの9割以上をファイバーが占めていたそうです

北大西洋・地中海・南西インド洋の深海(深度1000〜3500 m)からも,青や赤色のマイクロプラスチックのファイバーが海底の泥からたくさん見つかっています

海に入ったマイクロプラスチックファイバーは,所詮プラスチックであり微生物に分解されることはほとんどありません

光の届かない冷たい深い海に沈んでしまえば(光分解や熱分解が起こらずに)半永久的に地球上に残り続けます

何気ない日常生活の中で知らず知らずの間に大量のプラスチックを口にしていたり、川や海へ流していると言う現実が明らかになっています

これが化学物質依存型社会の現状です

我々は化学物質なしには生きていけない現状を作ってしまいました

ではどうしたら良いのか?

化学物質との共存共生です

そんなこと26年間提案さしてもらいながら、実践の中で広めていってます

地球環境汚染の70%以上の原因は、家庭から出る排水です

家庭で使う日用品を変えるだけで、すぐに結果が現れます

それだけ家庭の日常生活で使うものって大切なんですよね

そんなこと思ってブログにを書きました

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