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化学物質汚染は生態系を崩し我々に何をもたらすのでしょうか?

今から60年前に書かれた本があります

レイチェル・カーソン著の「沈黙の春」です

株式会社 日向の鳥辺康則です

今から60年前に、自然を破壊し人体を蝕む化学薬品の乱用をいち早く指摘し、孤立無縁のうちに出版されたこの本は歴史を変え今なお語り継がれている素晴らしい本です

レイチェル・カーソンとはどんな人だったのでしょうか?詳しく知りたい方はこちら⬇︎

https://tomo8language.com/rachel-carson

この本の1ページ目にこのような言葉が書かれています

未来を見る目を失い、現実に先んずるすべを忘れた人間。その行き着く先には自然破壊だ。

        シュバイツアーの言葉

この言葉が何を意味してるのでしょうか?

人間はこの地球の中で自然とともに様々な動物と調和を保って生きてきました

人間は自然の一部であり、自然は人間を調和の中でずっと守って支えてきたのです

しかし人間は利己的な欲の中で、自然を支配しようとしたのです

農作物に邪魔になる害虫を殺すために殺虫剤が開発されました

人間の都合だけで害虫を敵だとみなしたのです

そうやって使われた殺虫剤はどうなったのでしょうか?

昆虫は生き残るために殺虫剤に耐性を持ち、どんどん変化し続けたのです

人間は愚かな生き物なので、さらに強い殺虫剤を開発しました

また、収穫率を上げるために雑草が邪魔だと決めつけちゃんです

雑草を敵とみなし除草剤が開発されました

除草剤の影響で大地が汚染され、水が汚染され様々な生物が死にました

ミミズがいなくなった大地、ミミズを食べに降りたたなくなった小鳥たち

すべての調和とバランスが崩れていったのです

そうやって化学物質を大量に作り作られた農作物を食べる人間はどうなったのでしょうか?

癌を始めとするたくさんの病気が出始めたのです

結局村人は多くの方々が病気になり死んでいきました

このことから我々は何の教訓を得なければいけないのでしょうか?

この本はフィクション的に書かれてますが実際に全世界で起きている化学物質汚染のことを痛烈に社会に知らしめさせたものです

自然の調和を崩し、人間の都合主義の中で作られた化学物質によって最終的には人間が病気になり死んでいくと言う話です

私は人類にたいした希望を寄せていない。人間は賢すぎるあまり、かえって自ら災いを招く。自然を相手にするときには、自然を捻じ伏せて自分の言いなりにしようとする。私たちみんなの住んでいるこの惑星にもう少し愛情を持ち、疑心暗鬼や暴君の心を捨て去れば、人類も生きながらえる希望があるのに。

              E.B.ホワイトの言葉

我々現代人はこの教訓から何も学ばなかったとしか言いようがありません

60年前からこれだけ痛烈に未来のことを警告している書籍があるのに我々はそれを現実として受け入れなかったのです

その結果大気汚染・土壌汚染・水質汚染・海洋汚染など化学物質によって多くのものが汚染されました

そして生態系が崩れ、われわれは取り返しのつかないことをしてしまっているのです

それに誰も気づかないのでしょうか?

再度この本を久しぶりに読んでそんなことを感じたのでブログに書きました

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