お肉大国と言われるアメリカでついに培養肉の販売許可が出されました

米・マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏は「経済的に豊かな国では、消費を100%人工肉に切り替えるべきだ」と主張しています
大豆ミートを初めとする代替肉と同時に、世界から注目を浴びてるのが「培養肉」です
株式会社 日向の鳥辺康則です
培養肉とは生きている動物から採取した細胞を人工的に培養し、更に増殖した細胞をお肉の形に成形した食品のことをいいます

つまり「農場ではなく、実験室でつくるお肉」のことを言うんです
本当にそれがお肉と言えるのでしょうか?
培養肉は人類がこれまで食したことのない全く新しいタイプの食品であるため、これを販売するには国の食品安全当局の認可が必要になります
もちろん日本では許可されていません
しかし2020年12月にシンガポール政府は、米国に拠点をおく培養肉メーカー・Eat Just社が開発した「培養鶏肉」について市販を認める決定を下したんです
そして今回米国がいよいよ正式に許可された培養肉を販売することをスタートします
そして20年以内に世界のお肉の60%がこの培養肉になると言われているんです

お肉の概念が全く変わると言うことです
やはりその背景には世界の人口爆発や環境問題が関係しています
牛肉などの生産で生じる環境負荷に関心が高まるなか、培養肉はそうした肉類を代替できる存在として、今後確実に増えると言われています
しかし安全性や未知なるものへの不安感から許可しない国も出てきています

牛肉や豚肉が食文化と深く結びついているイタリアでは、今年5月に政府が培養肉の販売を禁止する法案を議会へ提出しました
イタリアのロロブリジーダ農相は、培養肉が「土地に根付いた我が国の食文化を破壊する」とまでコメントしました
いつから牛肉は、環境汚染の代表になり人類の敵になったのでしょうか?

食はそれぞれの国や地域の文化を語る上で欠かせない存在であり、環境負荷というひとつの基準だけでその価値を決めてしまって良いのでしょうか?
安全性の部分でもまだわからない部分が多いです
国際機関である国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)は、2023 年4 月に「細胞由来食品の安全性」に関するレポートを公表しました
レポートは培養肉の事例を紹介し、安全性やリスクコミュニケーションなどについて方針を示したものです
4つの製造工程(細胞の取り出し、細胞増殖、収穫、成形)ごとに、危険因子・健康への影響・対策などを示しています

例えば細胞増殖の段階では、培養液に不純物が混入するリスクなどを具体的に示しています
つまりまだわからないと言うことです
テクノロジーは進化し、我々は環境問題のことを考えて様々な分野で変化を取り入れるしかないことになっています
その変化の中には、安全性の確保や不自然的な自然観への冒涜なども含まれています
本当に私たちは自然の恵みをいただくのではなく、工業製品を食べる時代が近づいていると言うことです
ほんとにそれで良いのでしょうか?
私はとても大きな疑問を持ちます
どこまでいっても、自然の一部である人間

自然とともに、自然界のルールに則って調和を保ち生きていくべきだと思っています
結局、企業が培養肉に力を入れるのはお金のためです
儲かるからといって、莫大な研究開発費を投入して工業製品を作っているのです
この資本主義社会経済の流れを変えない限りは、環境問題のゴールはないと思ってます
結局一部の企業や誰かの利権のために振り回されるのが国民なんです
だからこそ、自分で考えて正しいジャッジをすることが求められています

アメリカで広がれば、当然日本に入ってきます
そんな遠くない未来に対して、我々は選択しなければいけない時期が来ています
そんなことを強く持ってブログに書きました

美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
No comments yet.