異常気象の影響で農作物の「アフラトキシン汚染」が広がっている現状があります
農林水産省が発表した2020年度のカロリーベースの食料自給率は37.17%でした
1965年度以降過去最低の数字になったと言うことです
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
それだけ多くの食料を海外からの輸入に頼っているのが日本の実態です
でもどれだけ海外からの輸入品できちっと検査されてるのでしょうか?
答えは検査率は8.5%です
依然として91.5%は検査なしで日本国に入ってきています
そもそも国民は輸入食品の9割以上が無検査と言う実態を知っているのでしょうか?
検査された8.5%の中で違反されたケースも多いのです
違反件数の多い国は次の通りです
第1位は中国の162件・第2位が米国の104件・第3位がベトナムの79件・第4位がタイの42件・第5位が韓国の38件・第6位がインドの30件となっています
特に中国の違反ケースは総違反件数の23%を占めているのです
その中で特に目立つのが自然界では最強とされる発がん性物質のカビ毒である「アフラトキシン」による汚染が深刻化していることです
実際に中国輸入食品だけではなく米国からの輸入食品などで検出されるケースが増えています
アフラトキシンは熱帯地域のカビ毒で、今のところ日本では発生していません
毎年のように亜熱帯地域からの食品がアフラトキシン汚染で輸入停止となっているケースが増えています
しかし米国からの輸入品にまで汚染が広がっている実態があります
これは地球温暖化による異常気象で、広範囲にアフラトキシン汚染が広がっていると言うことです
大型ハリケーンの被害などによって膨大な洪水被害にあった農作物が原因でアフラトキシン汚染が広がっているのです
汚染濃度も最高199ppbと言う極めて高い数値のものもありあったそうです
さらに深刻なのは飼育用のトウモロコシにも感染が広がっていると言うことです
人間が食べる食用と違い検査が甘くほとんどスルーで輸入されているのです
実際にアフラトキシンに高濃度で汚染されて輸入がストップされた食用向けトウモロコシが、その後に飼料用に申請しなおし日本に大量に入ってきたと言う事件も起きているのです
問題はそれらの汚染された飼育用トウモロコシを食べた乳牛です
乳牛にアフラトキシンが飼料で体内に取り込まれたときは、乳牛の肝臓でアフラトキシンが代謝されます
その後アフラトキシンM1に変化して、血流に乗って乳に含有されることになり、牛乳が汚染されるんです
このアフラトキシンM1は、強い発がん物質アフラトキシンB1の10分の1の毒性を持っています
世界的に規制対象となっているんです
国際がん研究機関も「アフラトキシンM1はヒトに対しても発がん性を有する可能性がある」と評価しています
今回の事態で、日本国内の牛乳のアフラトキシンM1汚染も心配になる可能性もあるのです
地球温暖化や環境汚染による異常気象が農作物に与える被害は様々なところに広がっています
実際我々の知らないところでこんなやりとりが日々行われているのです
人間が食べるものは8.5%だけ検査され、家畜用の飼料は検査されないような事実があります
ほんとにこの先我々の食の安全を守れるのでしょうか?
とても気になったのでブログに書きました
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