「内分泌かく乱物質」と呼ばれる化学物質の何が問題なのか?
「内分泌かく乱物質」と呼ばれる化学物質が問題にされて24年くらいになります
一般的には「環境ホルモン」と言われる物質です
株式会社 日向の鳥辺康則です
もともとプラスチックは有機化学物質の一種で、基軸になるのは人間の体の中にも存在する炭素と水素なんです
この構造が生物のホルモンに行っているため、影響を与えやすいのです
細胞の中でホルモンが働くためには、ホルモンの種類ごとに形が異なる鍵穴のような「受容体」に、ホルモンがぴったりとはまることで内臓や神経に指令が送られます
ところが、ある種の化学物質はこの鍵穴にはまってしまい、ホルモンの働きを阻害してしまうのです
これが「内分泌かく乱物質」です
ホルモンと聞くと、男性ホルモンや女性ホルモンなど生殖に関わるものが連想されますがそれだけではないんです
血糖値を下げるインシュリンや心の安定に関わるセロトニン、やる気を出すアドレナリン、眠りを促すメラトニンなどホルモンの数だけ受容体がありかく乱物質の被害は全身に及ぶのです
80年代中盤から問題になったダイオキシンも環境ホルモンの一種なんです
薬物代謝酵素の受容体に結合し、免疫に欠かせないビタミンAを減少させ、免疫力を低下させることがわかっています
つまり内分泌かく乱物質で人類の免疫力の低下を招いているのです
つまりは現在の新型コロナウィルスの蔓延も、かく乱物質が原因の一つである可能性がないわけではないと言うことです
またかく乱物質の一つ「フェノール類」は、生き物の体の中で女性ホルモンのような働きをすることがわかっています
それによって男性(オス)が、女性(メス))化する現象が起きています
こうした作用が指摘されフランスでは10年代の時点で危険性がある環境ホルモンの「ビスフェノールA(BPA)」を含む製品はすべて禁止されています
日本では全く規制がかからずに野放し状態です
過去に書いたブログ記事もあるのでご参考に⬇︎
https://117kirei.com/20210328toribeblog/
ジッパー付き保存袋、スチロール容器、ポリ袋、ストロー、食器用スポンジ、ポリエチレン手袋などの日用品のほか、マスクやハンガー、堤放送し、哺乳瓶にまで環境ホルモン作用する化学物質が検出されています
なんでなのでしょうか?
あらゆるプラスチック製品には、性能良くするために様々な添加剤が使われているのです
劣化を遅らせるための紫外線吸収剤や酸化防止剤のほか、形を整える可塑剤や剥離剤、難燃剤、塗料などプラスチックには様々な添加剤が練り込まれているんです
これらの物質が「内分泌かく乱物質」として乳がんや子宮内膜症、精子数の減少などにつながる可能性がかなり前から指摘されてきてるのです
我々の生活の中でプラスチックと無縁の生活は無理だと思います
プラスチックを使うのであれば当然添加剤が含まれているので、環境ホルモンとは無縁の生活も無理です
子供や赤ちゃんにも影響及ぼすとても怖い化学物質です
規制が厳しくかかっている国と野放しの国があります
どうやって私たちはプラスチックと共存共生していったら良いのでしょうか?
ブログの続きはまた後日書きたいと思います
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