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目に見えない「大気汚染」は間違いなく私たちの命を脅かしている

大気も海もつながっており地球での環境汚染はすべての人類に脅威を与えていると思います

そんなことを裏付けるニュースが飛び込んできました

株式会社 日向の鳥辺康則です

そのニュースとは「大気汚染などの公害による死者は世界の死因の6分の1である」です

ちょっと耳を疑ってしまう内容のニュースです

英医学誌ランセット率いる国際的な専門家委員会「公害と健康に関するランセット・コミッション」の研究で明らかになったとの事でした

戦争やマラリア、薬物、アルコールなどの死因を上回わり大気汚染の死亡原因が上位に上がったのです

正直日本に住んでいるとあまり大気汚染と言うことを感じる事は無いかもしれません

しかし我々が住んでいる地球で起きている汚染は明らかに人類の存続を脅かしている

大気汚染と有害な化学物質による汚染を原因とする早死には、過去20年間で66%も増加したと言われています

主な原因は無秩序な都市化や人口増加、化石燃料への依存が挙げられている

確かに地球上でこの50年間だけで人口が2倍以上に増えています

すでに80億人を超えて人口大爆発の中で、人間が増えれば当然生活に伴っての環境汚染が拡大します

WHO (世界保健機関)の発表によると大気汚染によって亡くなる人が毎年世界で700万人にのぼると報告しています

さらに水質汚染による死亡者は毎年130万人を超えていると言うことです

そして先日WHOはびっくりするようなことを発表しました

それは、「世界の人口の99%は不健康な空気を吸っている」と発表したのです

これもまたびっくり耳を疑っちゃいます

WHOは2011年から、日本を含む世界117か国6000以上の都市で、二酸化窒素(NO2)、PM10(直径10マイクロメートル以下の粒子状物質)、PM2.5(直径2.5マイクロメートル以下の微粒子状物質)の年平均濃度を観測し、大気の質に関するデータベース(『Air Quality Database』)を3年ごとに発表しています

先日その2022年バージョンが発表されたのです

その結果、WHOは世界の人口の約99%が「汚染された不健康な空気を吸っている」と警鐘を鳴らしたのです

特に所得の低い国の人々は、大気汚染によりさらされているのが現状のようです

例えば二酸化窒素1つ見てもどうでしょうか?

二酸化窒素とは、空気中の酸素と反応してオゾンを生成する物質で、PM10やPM2.5と同じように都市部で多く観測されている大気汚染物質

約4000の都市や地域がこのデータを収集していますが、WHOの大気質ガイドラインの数値(air quality guideline levels)を達成している国は全体のわずか23%しかありませんでした

更に、PM10とPM2.5に関しては、WHOの基準を下回る国が、特に所得の低い国で多数あることがわかりました

低・中所得国で基準を満たすのは全体のわずか1%未満です

それに対して、日本、アメリカ、ヨーロッパなどの高所得の国では、83%が基準を満たしていました

低・中所得国のPM10とPM2.5の量は、高所得国の約3倍にもなります

これは低所得国が公害物質を撒き散らしているのではなく、高所得国で排泄する公害物質が弱者を苦しめていると言うことになっていると私は思っています

本当にこれで良いのでしょうか?

車すら所有していない低所得国の人々が被害に遭っているのです

調べていると日本と言う国は非常に大気汚染が少ないことがわかります

世界の国の中で最も稀な国かもしれません

だからといって無関心でいて良いのでしょうか?

そんなことをすごく考えさせられるニュースです

メディアで取り上げられる事はないと思うけどわれわれは環境汚染に真剣に向き合わなければならないと思います

そんなことを思ってブログに書きました

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