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永久凍土から致死性微生物が解き放たれる可能性もあるのです

我々が住んでる地球の大陸の25%は永久凍土でできています

本来であれば溶けることのない氷河の塊と言うことです

株式会社 日向の鳥辺康則です

しかし現在は気候変動の中で世界中の氷河が驚くべき速さで溶け始めている事実があります

それによって海面上昇などの問題もあるのですがもっと深刻なのが古代の微生物が放出されることです

放出された微生物が雪解け水とともに川や地下水に流れ込み人工密集地に到達して動植物や人間に感染する可能性が大きいのです

これは決して大げさな話では無いのです

特に懸念されてるのが「アジアの給水塔」と呼ばれるチベット高原の氷河です

地球温暖化の影響で、チベット高原の氷河は急速に解けつつあります

それは氷に閉じ込められていた未知なる病原菌が流れ出る恐れがあるということなんです

実際に氷河の中から968種の細菌が発見されたんです

そのうち98%は未知の細菌

これらの未知なる病原菌がもっとも影響を受けるだろう国は、世界で1番目と2番目に人口が多い中国とインドであると、研究グループは警鐘を鳴らしています

かつて氷河はあまりにも過酷すぎて多様な生命が育まれることはないと考えられてきました

だが最近の研究によってそれが間違いであることが判明しつつあるんです

例えば2020年、1万5000年前の氷河からこれまで見たこともない28グループの未知の古代ウィルスが発見されています

さらに、2021年科学者たちは氷河から採取した氷と雪のサンプルから33種類のウイルスを発見したと発表した

さらにその中から約1000種の細菌が検出されたんです

研究者が恐れているのは、何千年もの間閉じ込められてきた無数の細菌が解けた氷河から流れ出た水に乗って新しい環境へと進出することです

研究論文では次のように説明されている

氷に閉じ込められた現代や古代の病原菌が、その地域はおろか世界的に流行してもおかしくはない!

こうした微生物は、植物・動物・人間に感染しやすい未知の毒性因子を持っているかもしれない!

細菌やウイルスの中には1万5千年以上前のものもあり、現代の生物はこれらの微生物に対する免疫力を持たない可能性があるのです

研究者たちは、100年前の凍結組織のサンプルの中から、天然痘ウイルスとスペイン風邪ウイルスを無傷で発見しています

5年前にシベリアで発生した炭疽病の流行は、トナカイの死骸に保存されていた病原体が原因であると考えられています

何十年も凍結していた死骸が、異常な熱波で解けてまだ感染力のある炭疽菌の芽胞が放出されたのです

今現在もわけのわからないウィルス感染が世界で広がっています

これらのウィルスが氷河から溶け出てきたと言う可能性もあるのです

われわれは真剣に環境問題に取り組むなければ取り返しのつかないことになる可能性があるのです

そんなことを思ってブログに書きました

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