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世界の海面上昇が過去最大になっている現実があります

世界気象機関(WMO)の18日公表の年次世界気候報告書によると、世界で海水面が2013年から21年の年間平均で4.5センチ上昇し、過去最大幅になったと発表しました

それによってどんな問題が生じるのでしょうか?

株式会社 日向の鳥辺康則です

1993年から02年までと比べると上昇幅は2倍になりました

そして2021年の海洋の温度と酸性度もこれまでで最も高かったと発表されたのです

海洋プラスチック問題と同時に深刻なのが海水の酸性化です

海水温の上昇とともに間違いなく海は酸性化へ傾いているのです

報告書は海水温の上昇ペースが過去20年で著しく加速しただけでなく今後さらに上がると想定してます

元に戻るにしても何百年、何千年とかかる可能性が大きいと警告してます

WMOのターラス事務局長は声明で次のようなことを言われています

われわれの目の前で気候が変わりつつある。人間の活動が温室効果ガスにつながり、これと共に大気に閉じ込められた熱はこれから何世代にもわたって地球の温度を上げ続けるだろう

南フロリダ大学地質学教授のボグダン・P・オナックは次のようなことを言われています

この1900年代以降の海面上昇は、過去4000年間における氷量の自然変化と比べて異例です。これは、もし地球温度が上昇を続ければいずれ海面水位はこれまで科学者が予測していた以上の高いレベルに達する可能性があることを示しています

もし今後も人類が主役であり続け、近い将来気温が1.5度上昇すれば、回復不能な損害が生じます。そこからはもう後戻りできません。

それらの海面上昇によってどんなことが起きているのか?

氷床と氷河の融解速度、海洋循環パターンの変化、水温、干満差、高潮、沿岸地形、地盤沈下などさまざまな要因を考えなくてはならないんです

破壊的な浸食や湿地の浸水、帯水層や農地の塩害、そして魚類や鳥類、植物の生息地の喪失などに影響があります

さらに海面上昇は世界で推定2億6700万人を避難させ、洪水のリスクを高め、海岸侵食を起こし、海岸付近に住む動植物の生息地を奪う可能性があるんです

自分には関係ないことだと思わないで欲しいのです

世界の海は温室効果ガスからの熱の90%以上を吸収してきたが、その分大きな負担がかかっています

2021年には、海の表層に蓄積された熱を表す海洋貯熱量(OHC)が過去最高を更新しました

海面上昇は加速しており2050年までに25〜30センチ上昇すると予測されています

海面が上昇した状況でハリケーンや台風が襲うことで、甚大な被害をもたらされます

近年のハリケーンは、かつてよりも動きが遅くより多くの雨を降らせより強力な高潮を起こしています

日本も島国です海水温の上昇や海面上昇、海水の酸性化によって様々な影響が我々に降り掛かります

そして台風の被害も今後ますます大きくなると言われています

これも全て人間がもたらした結果なのです

少しでも環境問題のことに興味を持ち、何かしらの行動を起こしていくことを願いたいと思います

我々の未来は我々が作っていくのです

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