結局CO2排出ゼロを可能にすることって不可能なんでしょうか?
ゼロエミッションとは、1994年に国際連合大学が提唱した「廃棄物のエミッション(排出)をゼロにする」という考え方です
とっても大切なことで、国や自治体・企業に至るまで果敢に取り組んでいるミッションです
株式会社 日向の鳥辺康則です
その中で最も重要視されているのがCO2排出ゼロです
東京都も2050年までにCO2排出実質ゼロを目標に掲げています
世界はこの目標に向かってさぞかし再生可能エネルギーに変換し、CO2排出量が減ってると思ってる人も多いのではないでしょうか?
しかし実際は・・・
国際エネルギー機関(IEA)によると世界のエネルギー関連のCO2排出量が2022年に過去最高を記録したと発表したのです
CO2排出量は約0.9%増加の368億トンと史上最高記録を達成
減るどころか増えてるじゃん
これが事実です
またIEAの分析によれば2022年の気候変動の影響で、化石燃料エネルギーへの依存度が高まったそうなんです
結局は化石燃料エネルギーはなくならないのでしょうか?
4月15・16日に札幌で開催されたG7気候・エネルギー・環境大臣会合でもびっくりするようなことが発表されました
今までは化石燃料エネルギーを段階的に廃止していこうと言うことが子されてました
特に欧州諸国は2030年までに排出削減対策を講じていない石炭火力を段階的に廃止することを強く主張しています
しかし今回の会合で発表された事は従来のように太陽光や風力と言った再生可能エネルギーへの転換という方策だけに固執するのをやめて、CO2の排出を削減する対策さえ講じれば化石燃料を使う火力発電の活用も容認していくという柔軟な姿勢に転換したことです
えっ火力発電オッケーなの?
ましてやこの事はメディアとかでは大きく報道されません
あれだけ全世界が火力発電をなくしていこうと決めてたのに、結局はオッケーにしてしまったのです
我々って騙されてるの?と思ってしまいませんか?
結局目標といっても絵に描いた餅なんです
だからCO2が減るどころか増えてるんです
また世界ではCO2を排出しない原子力発電に頼れば良いと言う発想も広がっています
そんな中、ドイツは完全に原子力発電の稼働をストップしたのです
様々なエネルギーに対しての問題がありますが、一体どんな方向に行くのでしょうか?
エネルギーの安全保障やエネルギー危機などの問題はますます悪化していきます
持続可能なクリーンなエネルギーが提供できたとしても価格が今の100倍になったらわれわれは使えません
やっぱり経済との両立が必要なのです
EV車が世界的に広がる中で、ますます電力が必要とされます
そんな中で我々にできることって何なのでしょうか?
そんなことを今回思ったのでブログに書きました
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