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紙ストローは本当にエコなのか疑惑が少しずつ広がっているらしいです

環境問題やプラスチックの海洋汚染の観点からプラスチック製のストローから紙製ストローへ変えるお店がここ数年で激増しています

とっても良いことだと思うのですが一部の消費者は不満が爆発し紙ストローが環境にそんなによくないことを暴露し始めてます

株式会社 日向の鳥辺康則です

友人の結婚式で今フィリピンに来てますが、どのレストランでもファーストフード店でもストローは紙で提供されてます

日本だけではなく世界的にプラスチックを減らしていこうと言う動きは加速してると感じます

そんな中で紙ストローが本当にエコなのか?と言うような情報が最近増えています

お店によってはプラスチックストローへ戻すところも少しずつ出始めてます

マクドナルドが在庫欠品と言う理由からプラスチックストローへ戻ったと言うニュースも最近聞きました

私自身紙ストローを使っての感想は飲みづらいと言うことです

とにかく使用感が悪いです

紙ストローは長時間使えないという問題もあります

また、口当たりが独特でしばらくするとふやけてしまうということから苦手としている方も少なくありません

でも個人的にはプラスチックを減らす運動に大賛成なので紙ストローは良いと思ってます

ではなぜここにきて紙ストローがエコではないと主張する人が増えているのでしょうか?

その方々の言い分は次のようなものです

世界では年間800万トンのプラスチックごみが海に流出しているが、年間捨てられている80億本のプラスチックストローの総重量は3,000トンほどと試算されている

つまり重量ベースでは、世界の海洋プラスチックに占めるストローの割合は0.4%ほどに過ぎない計算になるので海洋汚染全体に与える影響はそれほどではない

そして紙ストローは製造のすべての工程を計算していくとCO2排出が増える可能性がはっきりしてきたと言うことです

たとえば米・環境保護庁の研究者らが2022年に公表した論文では、プラスチック製よりも紙製ストローの方がCO2排出量が多いことが示されています

この論文ではストローの材質ごとに製造から廃棄処分までの「ライフサイクル」でどれだけの環境負荷が生じるかを調査した結果にわかったと言うことです

さらに紙ストローのリサイクルです

当然、リサイクルされれば環境負荷が少ないのですが、実際に紙ストローのほとんどがゴミとして廃棄されています

つまり、燃やされてると言う事はCO2発生につながっているのです

特に日本は約8割のごみを焼却処分しており、リサイクルできない紙ストローも焼却される可能性が高いです

そうなるとプラスチック製よりも紙製の環境負荷の方が高くなる可能性もあります

詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください⬇︎

「温室効果ガス排出量は実は“プラストロー”の4.6倍…!? 専門家が明かす「紙ストロー問題」の“リアルな実情”」

https://bunshun.jp/articles/-/58700

しかし今回プラスチックストロー推薦派と紙ストロー推薦派のそれぞれの意見を聞いたら、両方ごもっともなのですが揚げ足を取り合っているようにしか聞こえません

環境問題は様々な側面から考えなければいけません

一過性のブームでもなければ企業イメージを上げるためのツールではありません

全てにおいて、人間が消費する以上環境に負荷がかかるのです

どんなものを使おうとも消費する以上環境に負担がかかるんです

その中で最優先事項を自分たちで決めなければいけません

プラスチック汚染の問題が最優先なのか?

CO2削減が最優先なのか?

環境問題一つとっても見る視点が変われば、全く異なる結論が出てきます

もう一度言いますが、それぞれの意見が間違ってるとは思いません

見てる視点が違うだけなんです

だからどちらを選んだとしても責めてはいけないと言うことです

私自身は極力プラスチックを減らすことを優先しています

紙ストロー以外の洗濯もあるし、そもそもストローを使わなければいいんです

そんなふうに言ったら怒られるかもしれませんが、個人的にはそう思ってます

資本主義社会の中で便利・豊か・快適と言う名のもとに、環境は汚染されていきます

ちょっと不便でも我慢できることがあればしたらいいと思うのです

今回そんなことを感じて少しブログに書きました

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