世界の「スーパーエルニーニョ」はいまだに続いているんです

昨年異常気象をもたらせる原因となるスーパーエルニーニョが発生して世界は未知なる領域に突入しました

しかしこのスーパーエルニーニョは終わったわけではなくまだ続いているのです

株式会社　日向の鳥辺康則です

その影響で欧州連合（ＥＵ）の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」（Ｃ３Ｓ）の月次報告によると先月は１月としては観測史上最も温かい月となりました

8カ月間連続で観測史上最も高い気温になったということです

世界の平均気温は産業革命前の平均からセ氏1.66度上昇しました

世界の気温は８カ月をみても平均より1.52度高く観測史上最高となったのです

さらに今年になった発生してるエルニーニョは「ジャイアントスーパーエルニーニョ現象」と呼ばれておりとんでもないことが起きているのです

エルニーニョ現象とは、太平洋の東側である南米・ペルー沖の海水温が平年よりも高くなり、逆にフィリピンやインドネシア・パプア・ニューギニアなどの太平洋の西側の水温が下がる現象のことです

エルニーニョ現象が起こると異常気象が発生するといわれています

南米のペルー沖の海水温が1℃高いとエルニーニョ現象になります

更に科学者の定義では、海水温が平年より2℃高いだけでスーパーエルニーニョ現象になるんです

しかし今年は・・・

平年より4℃ほど高い現実があるんです

過去経験したことのない現象なので「ジャイアントスーパー」と名前をつけたのです

つまりスーパーエルニーニョ現象に限らず、世界中の海がおかしなことになっているんです

最もおかしい場所が二箇所あります

一つはペルー沖、そしてもう一つが日本なんです

全然知られていません

全地球の海の中で平年に比べて最も海水温が高いのが日本なんです

平年より5～7℃高い異常事態が起きているんです

本来エルニーニョ現象が起きると日本近海は冷たくなるんです

日本も太平洋の西側にありますから、フィリピン沖だけでなくて日本近海の海水温も下がるのです

しかし実質は異常な位高くなっている

原因は黒潮の異常な蛇行と言われています

その影響で日本を含む世界では、異常気象が多発してるんです

東京都内で異常な雪が降ったり、2月なのに4月や5月の暖かさになったりしてます

南米・アフリカ・オーストラリア・アジアなどの気温や降水量にも影響を与えています

南米チリの大規模な山火事もエルニーニョと関係があります

チリ北部は降水量が減って大規模な干ばつを招き極端な乾燥が続いています

米南部ではエルニーニョの影響で暴風雨をもたらすジェット気流が発生して大きな被害が出ています

気象庁の今年の夏は昨年以上に厳しいと言っています

昨年を超える異常気象が発生すると言うことです

これも全て人災だと言うことです

我々が完全に人任せにして問題を後送りにした影響でティッピングポイントを超えようとしてるのです

環境問題はすべての地球上の人間に関わる命の問題です

もう一度そのことをしっかりと考える時間があっても良いのではないでしょうか？

そんなことを思ってブログを書きました