日本は世界食糧危機が来ることを想定してるのでしょうか?
現在一部の地域で食糧危機が発生してる事は皆さんが知ってる事実だと思います
原因はロシアのウクライナ侵攻や原油高、気候変動による大干ばつの影響です
株式会社 日向の鳥辺康則です
ご存知の通りロシアは世界有数の小麦輸出国です
またウクライナも「世界の食料庫」や「欧州のパンかご」と呼ばれるなど世界有数の食料輸出国である事は知られている事実です
戦闘で停滞していたウクライナの小麦輸出も、トルコが7月に両国の仲介をして再開が決まりました
世界にとっては朗報ていますがまだまだ油断が許されないのが現状です
さらにロシアは肥料の輸出大国なのです
輸送ストップしたことにより近代農業は大混乱になっています
ウクライナ侵攻で食料・肥料の高騰、貿易が停滞することで近代農業を破壊しかねない状態なのです
しかしそもそもロシアはソ連時代には大量に食料を輸入する国でした
そこで考えたのは食料をコントロールすることで世界に影響力を与えると言うことでした
食糧政策はロシアがソ連崩壊後に近代農業家を国策として進めた結果なのです
国を挙げての大きな転換によって食料輸出大国に変わりました
今では160カ国の食料を賄っているほど大きな影響力を持っています
食料コントロールすることで支配する側に回ったと言うことです
その影響によってウクライナ侵攻以前にもロシアは何度も輸出規制をかけながら世界の食糧事情に対して越境力を与えてきました
特に近代農業において不可欠な「肥料(窒素、カリウム)の輸出」においてつよい影響力を持ったのです
ここまでは日本の皆さんも知らされている事実だと思います
しかしここにきて我々は台湾有事でのシーレーン(海上行通路)が閉鎖される可能性も考えなきゃいけないのです
もしそうなれば小麦も牛肉もチーズも輸入できない
トウモロコシや大麦も輸入できないので、日本の畜産は壊滅します
輸入物だけでなく、国産の畜産物、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、牛乳・乳製品も食べられない
豊かで健康な食生活はあきらめるしかないのです
シーレーンが破壊されると石油も輸入できない
石油がなければ、肥料、農薬も供給できず、農業機械も動かせないので単位面積当たりの収穫量(単収)は大幅に低下するのです
農林水産省は今の農地にイモを植えれば必要なカロリーは賄えると言うが、それは石油も肥料・農薬・機械も現在のように使えるという前提に立った試算です
本当に深く考慮しての発言だと思いません
このままで行ったら食料自給率の低い日本で唯一食べられるものは米とイモ主体ものだと言うことです
でも日本で終戦後の生活はそれらのものだけだったのです
決して生き延びれないとは言えませんが問題は食料自給率の高い米でさえ国策により減反させられていると言うことです
食料自給率向上や食料安全保障を叫ばれる中で、農林水産省とJA農協という組織が行っている米減らし政策がもたらす結果がどれほど怖いことなのか?
これまで農政は食料安全保障という概念を農業保護の方便として利用してきただけで、食料有事に備えた現実的・具体的な対策はほとんど検討していないのが現実です
食料安全保障のためにも、米の減反をただちに廃止すべきであると私は思っています
絶対来て欲しくはない未来ですが来ないとは限らないのです
家に誰がロシアのウクライナ信仰を予測できたでしょうか?
当然台湾有事になれば日本も戦地になる可能性もあります
そうなればさらに食糧事情は悪化し国民の半分は餓死する可能性もあると推測されます
これが現実の21世紀で起きている出来事なのです
そのことをリスクヘッジの中で考えなければならないと思ってます
我々にできる事は何なのでしょうか?
最低限自分や自分の家族が食べる分を生産することをお勧めします
そのことが将来の命につながる可能性があるからです
そんなことを思って今回はブログを書きました
No comments yet.