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人工甘味料アスパルテームが「発ガン可能性物質」の分類に入るらしい

アスパルテームは砂糖の200倍の甘みがある人工甘味料として炭酸飲料やチューインガム・食品などに幅広く使われているものです

その人工甘味料が「発ガン可能性物質」の分類に入る可能性が濃厚になりました

株式会社 日向の鳥辺康則です

今までは食品安全当局などによって一定量以下なら摂取しても安全だと言われてきたものです

なのに急に発がん性物質の可能性があるみたいな報道がされたら誰もがびっくりしますよね

そもそも5月にも同じようなことが起きました

アスパルテームなどの人工甘味料は長年にわたり肥満症や糖尿病の患者にとっては砂糖の代用品として有用とされてきました

しかしWHOは5月に人工や天然の非糖質系(ノンシュガー)甘味料について体重管理の目的で使わないよう勧める新たな指針を出したのです

さらにびっくりしたのは成人で2型糖尿病や心血管疾患の発症や死亡率上昇のリスクがあると警告したんです

今まで糖尿病患者に摂取しても良い甘味料として幅広くPRしてたのに、いきなり死亡リスクが上がると警告されたのです

今回はどんな事情があるのでしょうか?

ロイター通信によるとWHO傘下の国際がん研究機関(IARC)は7月14日にアスパルテームを「ヒトに対する発がん性をもつ可能性がある」物質のグループに含めることを決めたそうです

今回のIARCの報告書には、摂取量について明記がないらしいです

それに対して反応してきたのが同じような別の機関です

WHOと国連食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)が別の報告書でどれぐらい摂取したら危険なのか判断を示す予定だといいます

まだ発表されてないのでその量に関しては分かりません

規制当局や企業は、JECFAとIARCが同時にアスパルテームの再評価をすることで混乱が生じるのではないかと懸念しているんです

そもそもアスパルテームについてJECFAは1981年に、1日の許容摂取量(ADI)以内の使用は安全との見解を示していました

米食品医薬品局(FDA)はそれに先立つ1974年に卓上甘味料や一部食品の添加物としての使用を認可し1996年には一般甘味料として承認しています

今になってそれが間違ってましたと言う事は言えないのです

言ったとしたら全世界で訴訟が起こり大問題になります

FDAはアスパルテームのADIを体重1キログラムあたり50ミリグラムとしてます

欧州食品安全機関(EFSA)はそれよりやや少ない同40ミリグラムに設定しているのです

それが今回の発表でどのような変更があるのでしょうか?

実は今回の決断以前にアスパルテームや人工甘味料については、徐々に危険性がわかってきていて発表されているのも事実です

2022年に医学誌「PLOSメディシン」に発表された研究では、アスパルテームの大量摂取と乳がんや肥満症に関連したがんのリスク上昇との間に関連性があることがわかりまささた

マウスを対象とした別の研究では、アスパルテームが不安と関連していることや影響が最大2世代にわたって残ることも確認されてます

医学誌『ネイチャー・メディシン』に今年発表された研究ではゼロカロリーの甘味料「エリスリトール」について、血栓や心臓発作など心血管疾患のリスクを高める可能性があることも明らかになってます

このような研究結果を経て今回WHOが決断したんだと言われています

実はアスパルテームは、最近流行している「ZERO」がついたノンシュガー飲料やノンシュガーキャンディおよびガムなどだけに使われているわけでは無いのです

中国産輸入キムチの約85%にアスパルテームが原材料として使われています

他にも結構食品に使われてるんです

ただし日本国での 一日の摂取基準量は、他の国と比べると非常に低いので厳しい基準が設けられていると言われています

それにしてもやっぱり気になりますよね

今まで大丈夫だと言われてきていたものが、突然発がん物質だと言われたら困ります

それだけ科学が進歩して、人工甘味料の悪い部分も明確になってきたと言う部分です

今回そんなことを感じたのでブログに書きました

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