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EVバッテリーや太陽光パネルの廃棄問題も考えなければいけない

今中国都市部でEVバッテリーの大量廃棄が問題になっています

「EV墓場」と言われる大量廃棄のゴミの山が何が問題なのでしょうか?

株式会社 日向の鳥辺康則です

そもそもなぜそんなにEVバッテリーが大量廃棄されているのか?

中国ではEVカーのシェアリングサービスが一大ブームとなり、多くの会社が起業して全土へ広がりました

それらのカーシェアリングサービス会社の経営破綻によって廃棄されたものが大量にゴミの山になってるのです

ピーク時には約500社以上あった会社が今では100社以下になっています

そして大切なのはバッテリーの製品保証期間は5~8年だということです

2010年代半ば頃から使用されているEVバッテリーは耐用年数を迎えているのです

こうしたバッテリーを搭載したEVが放置され、大量に廃棄されてるんです

懸念されるのは、コバルトやニッケルなどの重金属・土壌や水・大気を汚染するマンガン・劣化によって発生するフッ化水素などの有害物質です

EVバッテリーから有害物質を除去し、安全に廃棄する技術の確立されてません

つまりは、廃棄したらそのまま土壌や河川の汚染・人体の有害性が問題視されているのです

これは太陽光パネルも言えることなのです

太陽光発電に使用する太陽光パネルは、製品寿命が約25~30年とされています

今使ってるものが2040年位に寿命を迎えると言うことです

これが「2040年問題」と言われているものです

太陽光パネルを割れたまま廃棄すると有害物質が流れ出てしまって、水質汚染や土壌汚染が起きる可能性もあります

太陽光パネルには、パネルの種類によって鉛・セレン・カドミウムなどの有害物質が含まれておりそれぞれ適切な処分方法があります

しかし莫大なコストがかかるので不法投棄される可能性があると言う事です

また含まれる有害物質の情報が廃棄物処理業者に伝わっていないために、適切な処分が行われていないケースが多くあります

埋め立てられたり廃棄されたものが、地域の土壌を汚染して結果として河川や海につながらないとも限りません

非常に人体に対して有害性があるので気になります

もちろん、すべての業者が不法投棄するわけではないし適切に処理されるものもあると思います

しかし現実的には利益重視の販売業者がいるのも事実で、「悪徳業者」と呼ぶ人も居ます

100%適切に処理されることを本当に期待します

環境に良いと思って購入したものや採用したものが、長期間にわたっては逆に環境悪化してしまう原因になる

そんなことが世の中にはよくあるのです

だからこそ多面的に物事を見て判断しなければいけません

そんなことを強く思ってブログに書きました

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