「香害」を悪化させるマイクロカプセルは環境汚染の元にもなっている

合成洗剤・香り付き柔軟剤・消臭剤などに含まれる化学物質により頭痛や吐き気などの体調不良を引き起こす人が増えていると言うニュースを聞きました
いわゆる「香害」です
株式会社 日向の鳥辺康則です
全国の消費生活センターに寄せられる相談は年間300件を超えています

被害者が増大しつつあり大きな社会問題になっています
香害の最も大きな原因は我々がごく日常で使っている製品から出る化学物質と考えられています
症状がひどくなった人の中にはこうした日用品の化学物質がトリガーになり、ごく微量の化学物質にさらされただけで化学物質過敏症を発症するケースも多いのが現状なんです

「化学物質過敏症」は未解明な部分が多い疾患です
化学物質に繰り返しさらされると、それが体内に蓄積し慢性的な症状をきたすという中毒性疾患に近い性格もあります
また、ごく少量の物質に過敏に反応するというアレルギー疾患に似た性格もあります
そのためアレルギー性と中毒性の両方にまたがる疾患と考えられています
アン・シュタインマン博士が1,000人以上を対象に行った調査では約13%の人が「化学物質過敏症」と「診断済み」でした
また、4人に1人の人が「化学物質過敏状態」にあるという結果が出ました
「化学物質過敏症」の人のうち、9割近くが頭痛や喘息などの健康被害を訴えてます

また6割の人が職場の人工香料が原因で職を失っていた事がわかりました
香害の被害者はイコール化学物質過敏症の患者でありませんが、誰もが香害にさらされている現状では誰もが香害の被害者になり化学物質過敏症を発症するリスクがあるんです
そしてなぜ「香害」の被害が拡大し続けているかと言うとある技術的な化学物質に問題があるんです
それがマイクロカプセル技術です

合成洗剤や柔軟剤の香り成分をマイクロカプセルにつめ、香りを長く持続させることで近年被害が拡大し、被害者が増えてきたという事実があります
人工香料や抗菌成分・消臭成分を包んだマイクロカプセルが衣服に付着し、時間差をおいて破裂することでいつでもどこでも化学物質が揮発し頭痛や吐き気などの健康被害が生じています
このマイクロカプセルは、衣服に付着しやすく洗っても落ちにくくされているのです
そして、破裂したマイクロカプセルの破片は空気中に浮遊して呼吸器に取り込まれ、長期的な健康被害を引き起こす危険性があります
また洗濯排水から流出して河川や海の水を汚染し、深刻な環境破壊をもたらす恐れもあるのです
そのためヨーロッパなどでは規制が進んでおりますが日本は遅れている状態です

そんな背景を受けて「香害をなくす議員の会」・日本消費者連盟らが作る「香害をなくす連絡会」・香害や化学物質による被害者と支援者で作る「カナリア・ネットワーク全国」の3団体があるが、3団体は2023年10月6日に芳香や消臭といった機能を長続きさせる製法をやめるよう求めるオンラインの署名活動とキャンペーンを始めてます⬇︎
3団体はオンライン署名がまとまり次第に日本石鹸洗剤工業会そして合成洗剤や柔軟剤などを製造販売しているP&Gジャパン・花王・ライオンの大手3企業へ提出し成分機能を長続きさせる製法をやめるよう要望する予定です

日本国内に苦しんでいる人が多くいると思うと、本当にこの活動で行動して実践してる方々を尊敬します
そして我々でできる事はオンラインの署名なんです
無関心ではなくできることを行動していく人間になりたいですね
そんなことを思ってブログに書きました

美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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