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気候変動で浮き彫りになる「環境格差」と言う不都合な事実がある

比較的知られてませんが気候変動の問題はあらゆる社会課題が複雑に交差していることを表しているのです

人種問題、労働問題、ジェンダー格差、貧困など一見無関係のように思われることが関係していると言う事実があります

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

そのことを強く意識するようになったのは今年発表されたあるデーターなのです

それによると、世界全体の個人消費によるCO2排出量の半分は、世界中で最も裕福な10%から排出されたものだと言うデータです

https://www.bosaijoho.net/2019/10/02/%E5%9B%BD%E9%80%A3%E6%B0%97%E5%80%99%E8%A1%8C%E5%8B%95%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88-%E7%99%BA%E8%A8%80%E4%BD%99%E6%B3%A2/

先進国の最も裕福な10%の方々が半分以上のCO2排出をしてると言うことです

それに反して気候変動や大気汚染で被害に遭い死んでいる人たちは発展途上国や後進国の労働的にも生活環境的にも苦しんでる人たちです

言い方悪いですが一部のお金持ちが環境を汚して、その被害に合ってるのは貧しい国の人々だと言うことです

その証拠に、世界人口の50%を占める貧困層から排出されるCO2は、全体のわずか10%に過ぎません

環境問題と差別や格差の問題はつながっており切り離せないことになっていると言うことを知りました

温暖化の原因となっているのは先進国や富裕層の資源利用だということです

そこに日本も入っていると言うことです

実際に日本のCO2排出量の18分の1しか排出しないバングラディッシュでは1900万人の子供が気候変動による命の危機にさらされている現実があります

CO2排出量の少ない島国などでは海面上昇などによって国土が消滅すると言うことが現実になっています

米国でも気候変動による被害に会う人たちは貧しい地域に住む有色人種の方々です

ミシガン州デトロイトの最も大気汚染が深刻な地域であるボイントン地区の住民の80%は有色人です

呼吸器官に被害を与える大気汚染物質であるPM、SOx、NOxを州内で最も多く排出している4つの企業が、同地区のたったの5マイル圏内に勢揃いしている現時点に対してお金がないので引っ越しができないと言う状態なんです

アメリカの作家レベッカ・ソルニットは次のようなことを言っています

気候変動は裕福なものから貧しいものに対する暴力だ!

気候変動は、労働者・女性・貧困層など他の社会課題における弱者を真っ先に攻撃する、まさに構造的な「暴力」だと言ったのです

以前のブログにも書きましたが、世界の90%のプラスチックゴミは、たった100の企業によって作られていると言う現実もあります

https://www.gizmodo.jp/2021/05/just-20-companies-create-55-of-plastic-waste.html

またその使い捨てプラスチック廃棄物の半数以上を見出しているのはその中の20社であることもわかっています

そのような現実を踏まえると環境格差と言う現状が世界で起きていると言うことです

富を持ってるものは次から次えと環境汚し、そのツケは貧しい弱者のところに来ていると言う現実です

そのことを知って非常に先進国の一員として責任を感じるとともに、解決できるのも我々でしかないと思ってます

発展途上国や立場的に弱い弱者の方々にこの問題を解決すると言うのは無理です

汚した一番の原因の先進国の方々が積極的に地球全体のことを考え行動するしかないと思っています

そんなことを今回のニュースを受けて感じたのでブログに書きました

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