中国で広がる耐性を持つのマイコプラスマ肺炎菌は大丈夫なのか?
初夏から中国でマイコプラズマ肺炎菌の拡大が止まらない状況が続いています
隣国の韓国でも患者数が2倍以上になって広がる傾向が続いています
株式会社 日向の鳥辺康則です
特に子供たちを中心に感染が広がっており、いつ日本に入ってくるかと言われてる現状なんです
これに対して中国政府は次のようなことを発表しています
「新たな病原体は見つかっておらず、季節性の風邪が例年より増えているにすぎない!」
https://youtu.be/4IZ_OoqsvPo?si=MAL5rqu-K_Py3EZa
もちろん今回のマイコプラズマ肺炎菌は新しい病原体ではありません
しかし問題なのは薬(抗生薬)の効かない耐性を持ったマイコプラズマ肺炎菌だと言うことです
SARS(重症急性呼吸器症候群)や新型コロナの発生初期に、中国政府が情報を隠蔽したことがパンデミックの大きな一因になったことを考えると信じると言う方が無理なのではないか?
これに対してWHOは今段階での脅威はないと発表しています
マイコプラズマ肺炎菌だけで重症化する可能性は低いですけど、同時にインフルやコロナを感染することによって危険性が増すという事は知られています
またマイコプラズマ肺炎が死に至ることはほとんどないのですが、抗菌薬が効かない薬剤耐性(AMR)が死をもたらすことはあるのです
そもそも、中国は抗生物質大国なのです
1人当たりの抗菌薬消費量が(抗菌薬が大好きな)アメリカの10倍であり、抗菌薬の適正使用に向けた支援もあくまでも表面的にとどまっています
だからこそ、今回のマイコプラズマ肺炎菌は薬の効かない耐性を持ってしまったのです
この薬剤耐性菌がどれぐらい怖いことなのか?
過去に書いたブログもあるので参考にしてください⬇︎
・抗生物質以外のお薬でも薬剤耐性菌が生み出されてしまう危険性があるとのことです
https://117kirei.com/20230203toribeblog/
そして薬剤耐性菌は抗生物質の内容が原因ですが人間の処方される薬だけではないのです
家畜やペットに対する抗生物質の乱用も耐性菌を増やす原因になってます
興味ある方はこちらも参考にしてください⬇︎
・「薬剤耐性」ペットや家畜への抗菌薬の乱用は人間にとって脅威になる危険【感染症別 正しいクスリの使い方】
薬の乱用によって取り返しのつかないことになっているケースが多いです
今回は子供たちが被害になってると言うこともあり他人事とは思いません
抗菌薬が効かないために命を落とす人は年間130万人にも上ります
2カ月後には数億人が大移動する春節(旧正月)がやって来ます
必ず日本の中でもマイコプラズマ肺炎菌が拡大することがわかっているようなもんです
そんなことを今回の記事から感じたのでブログに書きました
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