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何事も「決断」しなければ始まらないと思うのです

日本人はYESorNOをはっきりさせない国民だと言われたことがあります

常に白黒はっきりさせるのではなくグレーゾーンで物事をぼやかすことがあると言うことです

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

良い捉え方をするのであれば、日本人は常に調和(バランス)を重んじる国民であり、欧米のトップダウン式のすべてをピラミッドスタイルにする国民とは違うと言うことが言えるかもしれません

しかし日本人が重んじている調和やバランスは決して「決めない」と言うことではないと思うのです

新型コロナウィルス世界パンデミックによって様々な国のリーダーは苦渋の決断をしてきています

日本国のリーダーは一切決断と言うことをしません

いまだにロックダウンもせずに国民の意思に任せると言う責任逃れをしていると思ってます

国民にお願いするしかできないリーダーと言うことです

ロックダウン賛成派もいれば反対派もいます

その中で調和やバランスを取るのは良い事ですが、決断しない事は良いことでは無いのです

気候変動対策にしても同じことが言えます

「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と言う国が示す方向性も今様々な意見の中で決断が迫られてます

政策を議論することになっている審議会は「環境派」と「経済派」みたいな形で分かれており、自分の組織のための発言をするポジショントークが多く結局は何も進まない状態が続いています

そして結局は関係省庁の利益と政治的な力関係で全てが決まっていくと言うことです

市民の意見がまともに反映される仕組みも存在しません

気候変動問題を論じる際に、原因を作った人と被害者とが別々で先進国と発展途上国の間の不公平、世代間の不公平があるのです

実際に地球上には300以上の国々がある中で、日本を含む10カ国が温室効果ガス排出量の70%以上を占めているのです

しかしそのことによって被害を受ける人の多くは排出量の少ない貧しい国々の子供たちなのです

ユニセフは気候変動の子供への影響分析した初めての報告書を出しました

それによると全世界で10億人の子供が大気汚染のリスクにさらされていると言う事実がわかったのです

我々が排出する温室効果ガスで10億人の子供たちを殺す危険性が近づいていると言うことです

本当にこのままで良いのか?

「気候正義」の考え方など倫理問題がどの国でも話し合われています

ほとんどの国々では政策論議の中にこれらが語られるのですが、日本では残念ながらそういった議論は一切出ません

欧州では抽選で選ばれた市民が集まって議論をし、そこから出てきた提言を政策決定者が可能な限り尊重して温暖化対策を決めると言う「気候市民会議」も始まっているのです

つまり環境問題と経済の両立を掲げてグリーン成長しようと日本政府は言ってますが、言葉だけであり全く中身が伴わないと言うことです

日本人特有の双方の意見を、「まぁまぁ」と言ってグレーにごまかすと言う手法です

調和やバランスは決定しないと言うことではありません

決断しなければいけない事は決めなければいけないのです

物事はすべて決断することによって動き始めます

人間は自分たちの命をかけて地球環境問題に決断をしなければいけない時が既に来ていると言うことです

それでもまだグレーゾーンでやり続けるのであれば、もはやその国は存在していないのと一緒です

環境問題を犠牲にし続けて経済成長を優先し続けた結果このようなことが起きています

発展途上国は今後経済成長が必要です

しかし先進国はこれ以上環境を犠牲にして経済成長し続ける必要があるのでしょうか?

「デカップリング」と言う考え方が広まっています

エネルギー技術の脱炭素化やIT活用含む経済の脱物質化によって温室効果ガスの排出を減らしつつ、成長をしていこうと言うものです

一見まともな意見に聞こえますが、私はそうは思ってません

温室効果ガス排出が減れば、国内総生産(GDP)は増えていいし、人間は便利であり続けていいと言う考えです

地球で起きている環境汚染は温室効果ガス排出問題だけではありません

大気汚染やゴミ問題、海洋汚染や水質汚染、森林伐採やオゾン層破壊、マイクロプラスチック問題や化学物質依存型社会の問題

これら全てが経済最優先の中で過剰に選択してきた結果で引き起こされたことです

経済成長と言う考え方から脱却しなければならない時期かもしれません

「脱成長」まで行かなければ本当の意味での地球環境破壊は止められません

もちろん脱炭素のための技術開発や脱物質主義と言うところは大賛成です

しかしそれでも経済成長し続けなければならないと言う資本主義システムはどうなのかと思ってます

脱炭素が現実化になっても、資源やエネルギーの消費量が増えてしまうと言う問題が永遠に残ります

途上国の消費はまだ増やす必要があるとしても、先進国は減らさなければならないと思っています

今までの経済最優先の資本主義中心の考え方から脱却しなければならないと言うことです

そんなことを強く思って今回ブログに書きました(^◇^)

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