いよいよ日本国内で「ゲノム編集食品」が物流で流れるようになります
2021年9月15日に、日本国内では初めてとなる「ゲノム編集食品」の高GABAトマトの販売がスタートしました
安全性の確保は確認されないままの販売です
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
さらにこれに続いてゲノム編集された魚の「真鯛」が販売がスタートする予定です
本当に安全性が確保されないまま販売されて大丈夫なのでしょうか?
よく遺伝子組み換え食品とゲノム編集食品の違いがわからないと言う方もおります
遺伝子組み換え技術は、ほかの生物の遺伝子を挿入することで行う生命の改造です
例えば、成長が早く大きくなる魚を開発するためには、大きくなる魚の成長ホルモンをつくる遺伝子を挿入して開発します
いわば足し算の操作方法です
一方、ゲノム編集技術は、標的とする遺伝子を壊す技術です
ゲノム編集魚の場合、成長を抑制している遺伝子を壊すことで、大きくて肉厚の魚を誕生させています
いわば引き算の操作方法です
ゲノム編集技術では、このように遺伝子を壊すことで特定の栄養分を増やしたり、成長を早めたりできるのです
今回のトマトも血液を下げるなど健康に良いとされる「GABA」を増やす操作が行われています
他にも収穫量の多い稲や有害物質を含まないジャガイモなどがゲノム編集されています
海外では、ゲノム編集作物として栽培が行われているのは米国での高オレイン酸大豆だけなんです
ゲノム編集大豆を原料に食用油が作られていると言うことです
健康に良い脂肪酸のオレイン酸を増やす編集がなされているのです
世界はゲノム編集や遺伝子組み換え作物に対して非常に慎重な姿勢をとっています
なぜならばリスク検証がされてないからです
しかし遺伝子はとても大切な命の情報です
壊してよい遺伝子はなく、壊すことで意図的に障害や病気をもたらします
また、遺伝子を壊すことで思いがけない毒性を持ったり、アレルギーを生じさせたりする危険性がありますが、このような毒性を評価する研究はこれまでに行われていません
さらに問題になっているのが、『オフターゲット』と呼ばれる標的以外の遺伝子を壊す現象が起きてしまうことです
この場合、どのような影響が出るかわかりません
これは食品の安全性にとって大変な脅威です
未知のリスクを考えるうえで参考になるのが、ゲノム編集技術と同じく遺伝子を切断する『RNA干渉法』を用いたジャガイモの例です
この技術は発がん物質や変色を抑制する目的で開発されましたが、結果的に、予想外の発がん物質が生まれたことが開発者の内部告発によって明らかにされています
また、ゲノム編集食品は遺伝子組み換え食品のように環境影響評価を行う必要がありません
食品としての安全性の確認も、また表示も必要ありません
届け出も任意であるため、開発されればすぐに栽培や流通が可能になります
今回のトマトやマダイは、開発企業が届け出を行い、表示もするようですが、基本的にはそれをしなくてもよい仕組みになっているのです
国は規制をしなかった理由について、“遺伝子を壊したかどうか、作られた食品から検証ができないから”だと述べています
しかし、それは理由になりません。開発企業に対して、壊した遺伝子がどこかを示させればいいだけの話です
厚労省が届け出を義務づけなかったため、食品表示の前提条件がなくなり、消費者庁も食品表示をしないという決定をしました
表示がないと、目の前のトマトやマダイがゲノム編集技術を用いて遺伝子を操作した食品かどうかを知ることができません
世界は広いのですが実際ゲノム編集食品が物流で流れているのは米国の大豆と日本のトマトだけです
そして日本の真鯛がそれに続くのです
また怖いのが農家さんが購入する種苗にもゲノム編集されたものや遺伝子組み換えされたものが提供されることがわかっています
知らない間に私たちは不自然な食べ物を口にしてしまう可能性が大きいのです
このゲノム編集作物や魚、家畜は今後爆発的に増えていくと予測されています
それを考えるだけで本当に怖い未来が待っていると思ってしまいます
そんなことを感じブログに書きました
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