睡眠不足が続くと「利己的」になってしまうことが新たにわかりました
最近睡眠不足が続いています
健康や精神面と睡眠が深く関わっていることが近年になって次から次へと解明されてきています
株式会社 日向の鳥辺康則です
なぜ近年になって睡眠に関する科学的データが集まるようになったのか?
実はあるホルモンが関係しているんです
それは1998年に新しく発見された脳内物質「オレキシン」です
あんまり聞いたことないですよね
幸福ホルモンと言われている「オキシトシン」ですらここ20年位の研究でわかったわけですからね
最初に「オレキシン」が発見された時はその機能・役割が全く分からなかったんです
しかしその後のマウスなどの実験で分かった事は、オレキシンの役割が「睡眠覚醒の制御」であることが分かったんです
この学研によって睡眠にある科学はものすごい進化しました
睡眠と健康・睡眠とうつ病との関係・睡眠とメンタルなどの様々な研究が世界でされています
こうして幸運にも睡眠メカニズムの解明や不眠症の治療薬開発に貢献することができたんです
「睡眠」に関しては日本は非常に特殊な国です
先進国の中で最も睡眠時間が短い国民と言われています
世界には不眠症や睡眠時無呼吸などの睡眠障害を抱えている人は多くいます
しかし日本人はそれに加えて「睡眠不足」という〝重荷〟を背負った状態なんです
昨今さまざまな研究や調査によって睡眠不足が個人の健康だけではなく、企業の業績や個人のパフォーマンスにどのような影響を与えるのかが明らかになってきています
例えば世界経済フォーラムの調査によれば、平均睡眠時間が長い国の方が一人あたりの国内総生産(GDP)が高いことがはっきりしています
経済的に豊かな国ほど長く寝ている傾向にあるということです
詳しく知りたい方はコチラを参考にしてください⬇︎
・死亡率が5.6倍も上昇!? 知っておかないと怖い、「睡眠不足」が招く心と体への影響
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7c927897c2adb65a829fc55d390352f1f03eb6a
そしてもっとも怖いことが、寝不足は感情をコントロールしにくくすることです
犯罪の増加・ハラスメント・イジメなどが全て関係しているんです
自らのパフォーマンス低下に加えて「利他性」の低下を招き人間関係にまで悪影響を及ぼすことが分かってます
周りがみえなくなり自己中になるということなんです
たかだか睡眠不足だと思えなくなります
だから受験のために徹夜や仕事のための夜遅くまでの残業がどれだけ怖いことなのか?
ナンセンスもいいところです
そしてもっとも怖いのが日本人の睡眠不足が子どもの時から既に始まっていることです
米国の小児科学の教科書には、睡眠をとるために確保すべき時間の目安が年齢ごとに示されています
小学生で平均すると約10時間、高校生でも約8.5時間必要とされています
日本はこの重要なことを分かっているのか?
東北大学の研究では睡眠不足な子どもほど記憶を司る「海馬」が小さいという結果もあります
また米国では9~10歳で慢性的な睡眠不足を抱えていると2年後にも認知能力が低下し、メンタルヘルスも悪化するという調査結果もあります
人格や価値観を形成する時期に睡眠不足の状態であることは一生ハンディを負う可能性すらあるということなんです
新たに次から次へと分かってくる睡眠の重要性です
こんなブログを書きながら自分に言い聞かせています(笑)
今日はゆっくりと寝ましょうね
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