日本国内で母乳育児のお母さんが増えていると聞きました
母乳育児の重要性はさまざまなところで確認されております
しかし昨今母乳育児の大変さから、粉ミルクなどに変えていく母親が増えていると聞いたこともあります
株式会社 日向の鳥辺康則です
もちろん完全母乳育児ってとても大変なことだからお母さんへの負担が大きいこともわかっています
粉ミルクの栄養素のバランスはよく母乳に足りない成分が含まれていると言う報道などもあり爆発的にヒットしました
特にビタミンDが不足していると言う情報がメディアで発表されたのです
2017年9月の日本外来小児科学会では、母乳栄養の赤ちゃんの75パーセントがビタミンD不足であるという研究結果が発表されました
ビタミンDは骨の整形や育児の成長にとても大切なものです
もともと母乳にはビタミンDとビタミンK、鉄分が足りないと言われています
だから粉ミルクの方が良いと言うふうに考えるお母さんが増えて爆発的に広がったのです
しかし母乳の大切さってとてもあると思います
母乳を与える事は赤ちゃんの栄養面だけではなくスキンシップを通じて大脳を大きく発達させる上で非常に重要なのです
スキンシップを増やすことで、赤ちゃんの皮膚感覚を発達させるのです
この皮膚感覚の発達が脳とのやりとりを増大させ脳神経を増加させるのです
さらに母乳を通して様々なものが赤ちゃんへ引き継がれます
特に出産直後から数日に出る母乳である「初乳」にはウイルスや細菌を防ぐ働きをする「免疫グロブリンA (IgA)」や「ラクトフェリン」などの免疫物質が多く含まれてます
他にも母乳には幹細胞や白血球、有益な細菌や抗体、酵素、ホルモンなどが含まれており、赤ちゃんにとって感染症とたたかったり疾患を予防し健全に発育するのに必要な成分で満たされています
科学的にわかっている母乳の2つの利点をまとめると
「短期的な利点」は?
● 感染症にかかりにくくなる(通院の回数が減る)
● 下痢や嘔吐をしづらくなる
● 乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクの減少
「長期的な利点」は?
● 小児白血病発症率の低下
● 肥満リスクの低下
● 知能の向上
しかしかといって母乳育児はとても大変な事は理解できるのでバランスよくされることが最も良いのかと思います
母乳だけでもなく粉ミルクだけでもない方法でも良いのかもしれません
前回2005年に調べられた比率が2015年の段階では著しく母乳回帰へ変わっています
次回の調査は2025年と言うことです
コロナ禍や物価高の中で一体どのような変化が起きてるかはあと3年後でなければ分かりません
それでも母乳を与えるお母さんが増えた事はとっても喜ばしいニュースだと個人的には思ってます
そんなニュースを受けてブログに書きました
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