今年に入っても世界で頻繁に起きている山火事は終わったわけではない
昨年はカナダやハワイなどで記録的な山火事が発生して、地球温暖化をさらに加速させるだけではなく多くの森林を失ってしまった現状があります
その森林火災が2024年に変わりあまり報道されなくなったのですが終焉したわけではないのです
株式会社 日向の鳥辺康則です
南米のチリやブラジルでは今年に入り森林火災が続いています
今年に入って1月と2月と言えば南半球は真夏です
平均気温がいつもよりも6度以上高く高温で乾燥した日々が続いているのです
それらが原因で森林火災が悪化してると言わざるを得ません
間違いなく地球温暖化によって火災が起きやすい気候になる確率は2倍以上になっています
具体的には高温・乾燥・強風という要素が重なると山火事のリスクは高くなるのです
火災の直接の原因は落雷や火の不始末・乾燥による自然発火などさまざまですが、高温・乾燥状態だと鎮火しにくく強風によってあっという間に燃え広がるのです
元来森林は温暖化の原因になる二酸化炭素を吸収して酸素に変換する仕事を陸上で行っています
グリーンカーボンと言うものです
しかしその二酸化炭素吸収元がどんどん減ると、温暖化は加速するだけじゃなく、燃えている森林が二酸化炭素発生源に変わってしまうのです
Wで私たちにおそいかかるのです
温暖化によって山火事のリスクは高まり、山火事によって温暖化はさらに進む
以前書いたブログにもそのようなことを書いたので、興味ある方は読んでください⬇︎
・干ばつや異常高温によって「山火事」はより頻繁に起こるようになるようです
https://117kirei.com/20230615toribeblog/
さらに二次被害として森林火災で生まれる細かい炭素の粒子が付着した大気が問題なんです
それによって作られた雪や氷が南極や北極を大幅に変えてしまうのです
火災の煙のなかの細かい炭素の粒子が付着した南極や北極の雪や氷は太陽光を吸収して解けやすくなります
永久凍土の泥炭が露出すれば二酸化炭素だけでなく温室効果が高いメタンが発生します
メタンガスの地球温暖化係数(二酸化炭素を基準に他の温室効果ガスの温暖化能力を示した数字)は二酸化炭素の25倍もあるのです
ドミノ倒し的に温暖化は加速します
つまりは地球で起きている異常気象や変化はすべて連動性がありつながっているのです
環境問題でとっても大切な事は関心を持つことです
他国で起きている自分には関係ないことだと思わずに、関心を持って欲しいのです
対岸の火事ではないと言うことです
そのことを今回のニュースから強く感じたのでブログに書きました
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