行き場の無いプラスチックゴミによって戦争がおきるかもしれない
朝起きて「サンデーモーニング」というテレビを見ていたらプラスチックゴミの問題が特集で取り上げられてました
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
2017年に中国がプラスチックゴミの輸入を原則禁止して以来、行き場のないゴミが東南アジアに押し付けられています
5月31日には、フィリピンでカナダから送られた「リサイクル用」と書かれた2000トンのプラスチックゴミが実はリサイクル不能な廃棄ゴミだったことがわかりました
激怒したフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、フィリピンはゴミ捨て場ではない!と発表しこのゴミをカナダに送り返すことを決めました
カナダ政府がこれを拒否するなら戦争をする!と断言したのです
その数日前にはマレーシアに輸出された日本やアメリカからのゴミが実はリサイクルできないゴミだとだと言うことが判明しました
3000トンものゴミをマレーシア政府は日本やアメリカへ送り返すことを決定いたしました
世界のプラスチックゴミの総量は3億200万トン以上です
この35年間でなんと6倍にもなってるんです
行き場のなくなったゴミを各国が押し付けることを制限するバーゼル条約が制定されたので2021年以降はプラスチックゴミの輸出が事実上困難になることが決定してます
遅い日本政府の対応に疑問を感じます
来月大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議で最も重要な議題になることが決定しています
この問題でリーダーシップを発揮したい議長国である日本は海洋プラゴミの削減に向けた国際協定の締結に向けて働きかけをしていくと言われています
しかし、その内容は現時点では理論先行で今現在の問題に対応してるとは思えないのです
その内容とは・・・・
2035年までに、新たに生産されたプラスチックの100%リサイクルを目指すと同時に、石油を原料とするプラスチックに変わる生分解性プラスチックの使用を推進すると言う内容です
今現在日本ではプラスチックのリサイクルが他国に比べると進んでいると言われていますが、実際には日本国内で出るプラスチックゴミ年間約900万トンの中でリサイクルされるのはたった23%です
残りは燃やされたり埋め立てられたり、他国へ輸出されたりしてるのです
又、生分解性プラスチックの研究開発や製品化はすでにたくさん出ているにもかかわらずなぜ2035年まで待たなきゃダメなのか全く判りません
日本の企業はこの分野にかけて非常にたけていると思っています
明日からでも法の改正によって全てのプラスチックを生分解性に変える事は可能なのです
つまり、リーダーシップは形ばかりのもので問題の先送りをしているだけとしか思いません
G20で議長国であるが故に良いところを世界に見せつけたいと言うだけにしか見えないのです
実際のゴミ問題は待ったなしです
日本の国民一人当たりのプラごみ排出量は、米国について世界で2番目に多い事実があります
有害廃棄物の国際的移動を制限した「バーゼル条約」に約180カ国が合意したと言う事は、再来年以降この問題は世界的問題になると思います
プラスチックがダメだ!と言っても必ず生活の中に必要なものになっています
ペットボトルのお水も買いますし、レジ袋は極力もらわないようにしてますが、使用する時もあります
日本は優れた企業が多く石油から作るプラスチックに変わる生分解性プラスチックがたくさん存在します
いち早く法の整備を急いでそれらのものに変えることこそが国際社会にとって大切なことだと思うのです
そんなことテレビを見ながら感じました(^◇^)
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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