欧州初となるイタリアで「培養肉」生産・販売が禁止となりました
イタリア代議院は培養肉をふくむ細胞性食品および飼料の生産や販売を禁止する法案を可決されました
EUにおいて培養肉の生産・流通・輸入を禁止する最初の国となったんです
株式会社 日向の鳥辺康則です
そもそも「培養肉」とは何なんでしょうか?
培養肉とは、屠殺(とさつ)した動物からではなく、体外で動物細胞を培養して生産された肉のことです
「クリーンミート」「インビトロミート」「ラボグロウンミート」と呼ばれることもあります
2013年に初めて培養ビーフバーガーが誕生してから現在まで世界で研究が進められています
そして現実的には複数の企業が培養肉製品を開発・販売していて物流もスタートしています
日本ではまだ安全性の部分や様々な懸念材料から一般販売をされていません
培養肉について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください⬇︎
https://artificialmeat.jp/artificial-cultured-meat/
しかし今後培養肉市場はとてつもなく大きな市場になると言われています
なぜなのでしょうか?
それは環境問題のさらなる悪化によって将来食糧難が来ることが間違いなくわかっています
世界人口が爆発的に増えている中で、安全な食品を確保するために生み出された技術です
しかし実際はどうなんでしょうか?
牛肉生産を培養肉生産に切り替えると、1,000kg当たりの土地使用量が99%・水使用量が96%・エネルギー使用量が96%少なくなると試算されています
さらに培養肉生産は従来の肉生産に比べて温室効果ガスの排出がはるかに少ないと言われています
二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素の排出はすべて培養肉生産によって削減されると期待されているのです
ところがアメリカ・カリフォルニア大学の調査により少なくとも現行の培養技術で生産し続けた場合の培養肉は、店に並ぶ牛肉より桁外れに多くの二酸化炭素を発生させてしまうことがわかってます
全然環境に優しくないじゃんって言う話です
詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください⬇︎
https://gigazine.net/news/20230715-lab-grown-meat-carbon-footprint/
食の安全性はどうなるでしょうか?
培養肉は最もクリーンで純粋な原材料のみを使用し、制御された環境で栽培されているものだとして評価されています
有害な細菌やその他の汚染物質による汚染のリスクがないのがその理由です
ではなぜイタリアで禁止になったのでしょう?
やはりそれは人工肉であると同時に自然なものではないので様々な疑念が考えられるためです
長期間食べ続けることによっての健康リスクや健康被害などは全くわかってません
更に健康の観点だけでなく、イタリアの生産システム・何千もの雇用・文化と伝統を守るためにも人工的、合成的に作られたものは排除しようということなんです
つまり食肉産業を守るとともにイタリア伝統の食も守られたと言うことになります
決断が正しいのかどうかは別としていて、はっきりとした意思表示をしたイタリアを賞賛したいと思います
わが国日本は相変わらず意思表示をしない国です
それが美徳とでも思ってるかのごとく、はっきりとしません
そして食に関しては完全に米国に胃袋を掴まれています
つまり米国の言いなりだと言うことです
本当にそれで良いのでしょうか?
今回のニュースを受けてそんなことを感じたのでブログに書きました
近い将来食卓に並ぶ日が来るかもしれません
美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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